日本全国で見られる部分日食をアプリで再現

月によって太陽の一部が隠される天文現象「部分日食」。日食といえば、2012年5月に日本で観測できた「金環日食」を覚えている人も多いと思います。

2016年3月9日の天気は全国的に雲が多い予報となっていますが、雲の切れ間から日食の様子を見られるかもしれません。あらかじめ正確な時刻や方角をチェックしておきましょう。天体望遠鏡などのメーカーとして有名なビクセン(Vixen)では、日食をシミュレートできる無料アプリ「Solar Book」を提供しているので、このアプリを使って確認するのがおすすめです。

なお、実際に観測するときは肉眼ではなく、日食グラスなどを使って安全に観測するようにしましょう。

Solar Book(App Storeへのリンク)

1Solar Bookをインストールする

Solar Bookをインストールする

App Storeで「Solar Book」を検索し、iPhoneにインストールします。Solar Bookは無料で、iPadにも最適化されたユニバーサルアプリです。

2Solar Bookを起動する

Solar Bookを起動する

ホーム画面の[Solar Book]をタップします。初めて起動したときは位置情報の利用についてのメッセージが表示されるので、[許可]をタップします。

3[日食選択]を表示する

[日食選択]を表示する

Solar Bookが起動したら、[日食選択]をタップします。

4日食の日付を選択する

日食の日付を選択する

[2016/03/09]をタップします。

5食の最大が表示された

食の最大が表示された

食の最大の状態が表示されました。ここでは東京・千代田区が観測地点となっており、11時10分が食の最大となります。画面右上には方角が表示されており、東京では南南東の方角で食を観測できることがわかります。

6食の進行を確認する

食の進行を確認する

画面下部のスライダーをドラッグすると、食の進行を確認できます。月が太陽の前を横切る様子を見てみましょう。

7食の進行の連続図を確認する

食の進行の連続図を確認する

画面右下のアイコンをタップすると、食の進行を天球上の連続図として確認できます。

HINTインドネシア・テルナテ島の皆既日食を見る

今回の日食では、西大西洋の島々で皆既日食を観測できます。そのうちの1つ、インドネシアのモルッカ諸島にあるテルナテ島では、2分40秒にわたって皆既日食が継続するという好条件での観測が可能です。Solar Bookで観測地点を変更して、その様子をシミュレートしてみましょう。

飛行機のアイコンをタップ

画面右側にある飛行機のアイコンをタップします。

テルナテ島を選択して決定

地図をドラッグし、テルナテ島に赤い丸を合わせた状態で[決定]をタップします。

テルナテ島の皆既日食を確認

月によって太陽がすっぽりと隠された皆既日食を確認できます。

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