ルールと禁止事項

Instagramでやってはいけないことを知る

世界中の文化や法律に配慮して写真を投稿する

Instagramには世界中のユーザーが参加しているので、Instagramの規約やガイドラインでは、さまざまな文化を持つ人たちにとって不快でなく、誰もが楽しめるようにすることが重視されています。ここではInstagramの規約や禁止事項について、特に重要な2つのポイントを解説します。

1つ目は、投稿する写真の内容についてです。写真の内容については「プライバシー&安全センター」の「コミュニティガイドライン」に記されています。もっとも基本的な原則として、投稿する写真は自分が権利を持つものか、共有する権利を得ているものでなくてはいけません。そのうえで、以下の内容は禁じられています。

  • ヌード画像・全裸または半裸の子どもの画像・テロリズムや組織的犯罪を支援したり、賞賛したりするもの
  • 違法薬物、性的サービスなどの売買や利用を呼びかけるもの(特定地域では合法である場合も含む)
  • 人種、性別などを理由にした個人への暴力や攻撃を促すようなもの
  • 加虐嗜好を満たすものや暴力を賛美するもの

ヌードの写真に関しては、芸術作品としてのヌードも含みます。ただし「乳房切除術後の瘢痕や授乳をしている女性の写真は許可されます。ヌードの絵画や彫刻の写真も許可されています。」といった付記があります。全裸または半裸の子どもの写真は、「ほかの人に不適切な用途で再利用されるのを防ぐために」削除することがあるとされます。

Instagramはいわゆる「炎上」や揉め事の起きにくいSNSですが、過去に、有名人の投稿した写真が差別的だ、または性的すぎる内容だといった非難を受け、騒動になった事例もあります。担当者や自国内の感覚では問題がないとしても、「世界のすべての人にとって楽しめる内容か?」という意識は常に持っておく必要があります。

銃器、酒、タバコ、処方薬、アダルトグッズといった法的に規制された商品やサービスの購入を促す要素がある内容については、禁止されてはいませんが、該当する法律に沿って投稿することが求められています。

アカウントの運用は自己責任で、適法に

2つ目は、アカウントの運用に関することです。いずれも常識的なものですが、以下2点に注意しましょう。

  • 写真および写真を公開する行為についてはユーザー自身のみが責任を負う
  • コメントや「いいね!」を使った迷惑行為や、スパム行為をしてはいけない

Instagram社は自らの裁量によって、規約に違反していると判断したユーザーの投稿やアカウントを削除、編集、閉鎖、および監視することができます。何かルール違反をしている場合、ある日突然アカウントが閉鎖される可能性もあります。ガイドラインは更新されることもあるので、最新のガイドラインを確認し、ルールを守って利用しましょう。

LINKプライバシー&安全センター

HINT「プライバシー&安全センター」の内容に目を通しておく

ここでは重要なポイントだけをかいつまんで解説しましたが、Instagramの規約やルール、ガイドラインは上記の「プライバシー&安全センター」にまとまっているので、一度は目を通しておきましょう。例えば「摂食障害について」という項目では、セルフィーの写真やキャプションから拒食症などが疑われるユーザーとコミュニケーションを取るために、大いに参考になる知識が提供されています。

「プライバシー&安全センター」には操作上の注意から表現に関する注意、利用規約など、重要な情報が集められている。