コメントへの対応

「コメントには必ず返信」を原則とする

長文は必要なく、やりとりが増えることが重要

フォロワーが増えると、コメントしてくれるユーザーも増えてくるはずです。Instagramにはカジュアルなコミュニケーションを好む文化があるので、コメントに返信するときも、あまり気負わずカジュアルにやりとりしてみましょう。

コメントはエンゲージメントを測る指標の1つであり、「いいね!」よりもハードルの高い行為だと考えられます。コメントしてくれたユーザーに返信することは、さらにエンゲージメントを高めることにもつながります。

コメントがそれほど多くないうちは、1件ごとに丁寧に返信していきましょう。「きれい!」「かわいい!」など一言のコメントにも「ありがとう!」「かわいいですよね♪」のような一言で返します。内容は簡単な挨拶程度で構わないので、やりとりの数が増えることが大切です。

「@(相手のユーザーネーム)」を付けて書き込むと、メンションとして相手に通知が届くようになりますが、このような簡単なコメントのやりとりでは、メンションはしないのがマナーとなります。

時には、外国語のコメントが付く場合があります。複雑な内容が書かれることはまれなので、翻訳サイトなどを利用して意味を調べてみましょう。返信も難しくは考えず、英語ならば「Thank you for the comment.」(コメントありがとう)といった程度の短文で構いません。軽い返信としては、絵文字を使って返すだけでもいいでしょう。

事業によっては、外国のユーザーは顧客ではないかもしれません。しかし、自社アカウントに好感を持ってくれるユーザーが多くて困ることはなく、今後も「いいね!」やコメントをしてくれるかもしれません。深く考えず、好意的なコミュニケーションを取っていくことが大切です。

質問や問い合わせには最優先で返信する

自社アカウントが人気となり、1つの投稿に何件もコメントが付くようになると、ほかのユーザーがコメントを書くための心理的なハードルが下がり、さらにコメントが増えやすくなっていきます。そのような状態になったら、がんばって1件ずつ返信していく必要もないでしょう。

ただし、書き込まれたコメントは必ず確認して、質問などが書き込まれたら、できるだけ早く返信しましょう。例えば店舗の新商品の写真を投稿したら、「今在庫はありますか?」「○○店で買えますか?」のような質問がされることもあります。特に、Instagramのコアユーザーである若年層をターゲットとした店舗では、このような質問もカジュアルに行われると考えられます。

そのような場合、すぐに該当店舗の在庫を確認し、メンションを付けて返信できれば対応としてはベストです。相手が返信を確認してから店舗を訪れる間に売り切れてしまう可能性もあるので、「現時点では~」「詳しくは店舗に直接お問い合わせください」などの一言を付け加えておきましょう。

このような質問をするユーザーは自社ブランドに強い関心を持っていて、ファンになってくれる可能性が高いです。少し手間がかかるかもしれませんが、丁寧に対応し、自社ブランドのファンを増やすきっかけにしてください。

世界中の言語でコメントされた例

Instagramで世界中のユーザーにフォローされると、あらゆる言語でコメントされる可能性がある。自分の環境では入力できない言語のコメントも、パソコンでInstagramのサイトにアクセスしてコピーすれば翻訳サービスを利用できる。