外部サイトへの誘導

自社ページへのリンクには複数の手段を講じる

手を変え品を変えてのアピールが重要

Instagramでコンバージョンを狙うため、フォロワーを増やした次のステップとして、フォロワーを外部サイトに誘導します。Instagramの投稿はキャプションから外部リンクを張れないないため、これが意外と簡単ではありません。ここで解説する方法を組み合わせて、飽きられないように誘導を図っていきましょう。

プロフィール画面からURLを開いてもらう

誘導の方法として最初に考えられるのが、プロフィールに設定した外部リンクからアクセスしてもらうことです。すでに知っているアカウントのプロフィール画面を何度も見るユーザーは少ないので、投稿のキャプションで案内する必要があります。

例えば、新商品の写真や興味を引く利用シーンの写真を投稿し、「詳しくはプロフィールのリンク先をタップして○○.comにアクセスしてね」とキャプションに書けば、関心を持ったユーザーはアクセスしてくれるでしょう。

ただし、毎回このようにキャプションに書いても、見慣れてしまえば誰も目を留めてくれませんし、しつこいと感じられて嫌われる可能性もあります。「いいね!」やコメントが減っていないかを注視しながら、新鮮さが失われないように書くタイミングを調整しましょう。

Instagramの投稿から外部サイトへ誘導する方法

どの方法も少し手間がかかるので、ユーザーに動いてもらうためには新鮮さやインパクトが必要となる

指定したキーワードで検索してもらう

投稿のキャプションで「○○で検索してください」と告知してウェブ検索してもらい、検索結果からサイトに誘導する方法もあります。「Call to Action」という手法の一種で、ユーザーに取ってほしい行動を具体的に呼びかけ、行動を起こしてもらいます。

この方法を成功させるには、指定するキーワードでランディングページが検索結果の上位に表示されるようにSEOをしておくか、検索連動広告で誘導する必要があります。誘導する先のページは、Instagramの投稿を見たユーザーに取ってほしい行動(商品の情報を見る、カタログを請求する、キャンペーンに参加するなど、コンバージョンとなる行動)がすぐに実行できるページにしておきましょう。

Call to Actionに反応してくれるユーザーは、高い関心を持ち行動の意欲もあるユーザーだと考えられます。ランディングページから気持ちが変わる前にアクションが完了できるつくりにすることで、スムーズにコンバージョンに導くことが可能になります。

URLをキャプションや写真内に書き込む

リンクが張られないことを承知のうえで、キャプションにURLを記載している投稿を目にすることもあります。URLをコピーしたり、自分で入力したりしてアクセスしてくれる人もいる可能性があり、特に重要なメッセージがあるときは使える方法でしょう。

写真の中にURLを書き込むことも考えられます。短く覚えやすいURLの場合はロゴとしてデザインし、写真のアクセントになるように合成してもいいでしょう。

ただし、これらのURLを見てユーザーがアクセスしたとしても、Instagramからの流入であるかは特定しにくく、効果測定が難しくなります。投稿のあと24時間程度の間にランディングページへの訪問が有意に増えたかを確認しましょう。

なお、キャプションにURLを書き込む方法は、どうしても投稿が宣伝色のあるものになってしまいます。効果が見られないようであれば、あまり使わないようにすることをおすすめします。写真にURLを書き込む方法も、新サイトのオープン時など、タイミングを絞って使った方が効果的です。