人工知能の力で写真を強烈に加工!

人工知能の発達により、コンピュータがある芸術家の画風を模倣できるようになっています。先だっては「人工知能がレンブラントの新作を描いた」というニュースが話題になったこともありました。

▼「レンブラントの新作」に関するWIRED.jpの記事
人工知能が描いた「レンブラントの新作」|WIRED.jp

今回紹介する「Prisma」は、iPhone/Androidでこれに似た体験ができるアプリ(無料)です。写真を用意してフィルターをかけることで、簡単にさまざまな現代/近代のアート風に加工できるのです。

これまでにも「写真をイラスト/絵画風に加工するアプリ」はありましたが、Prismaはできあがりのインパクトの強さがまったく異なります。

Prisma iPhone(App Store)/Android(Google Play)
1カメラロールを選ぶ

Prismaを立ち上げるとカメラが起動します。ここではカメラロールの写真を使うため、画面右下の写真のサムネイルをタップします。

2加工する写真を選ぶ

カメラロールの写真が表示されたら、加工する写真を選んで[USE]をタップします。

3トリミングや回転をする

この写真をスワイプまたはピンチイン/アウトして、位置や大きさを整えます。回転することも可能です。問題なければ[Next]をタップします。

4フィルターを選ぶ

画面下にフィルターの一覧が表示されるので、使いたいフィルターをタップします。

5フィルターが適用された

フィルターが適用されました。すぐにSNSに共有したり、カメラロールに保存したりも可能です。
最初の状態では[PRISMA]というクレジットが表示されますが、右上のアイコンをタップして設定画面を表示し[Enable Watermark]をオフにすることで、表示しないようにできます(無料)。
また、加工した画像を左右にスワイプすることで、フィルターの強さを調整できます。

分割表示にした例。分割のパターンは3種類あります。

30種類のフィルターで絵柄がガラッと変わる

Prismaで利用できるフィルターは加工の雰囲気をフィルター名にしたものや、アーティストの名前を取ったものなど30種類。いずれも非常に個性が強く、元の写真の雰囲気を大きく変えることができます。

フィルター「Roy」は、著名な画家ロイ・リキテンシュタインにちなんだもの。

「Wave」は葛飾北斎の浮世絵風。隣の「Curly Hair」は日本のマンガアート風?

「Tokyo」というフィルターもあります。キャベツの千切りが前衛的なアートに。

こちらは街並みの写真を「Candy」で加工したもの。

加工にはインターネット接続が必要

一般的な写真加工アプリはスマホ内で処理を行いますが、Prismaはサーバー側で加工処理をしている(サーバー側に人工知能がある)ため、利用にはインターネット接続が必要です。マナーモードでは加工できないため、注意しましょう。