最大値と最小値
MINIFS 複数の条件を指定して最小値を求める
対応バージョン:
※Office 365ユーザーのみ[条件範囲]の中で[条件]に一致したセルを検索し、見つかったセルと同じ行や列にある[最小範囲]の中の最小値を返します。
入力方法と引数
MINIFS
最小範囲 | 最小値を求める範囲を指定します。 |
---|---|
条件範囲 | 検索の対象とするセル範囲を指定します。 |
条件 | 直前の条件範囲の中でセルを検索するための条件を数値や文字列で指定します。条件範囲と条件の組み合わせは126組まで指定できます。 |
使用例女性の会員で、2017年に入会した人の、フィットネスクラブの最小利用回数を求める
活用のポイント
- 複数の[条件]はAND条件とみなされます。すべての[条件]に一致したセルに対応する[最小範囲]の中の数値の最小値が求められます。
-
複数のMINIFS関数で求めた最小値をMIN関数に指定すれば、OR条件での最小値が求められます。例えば、セルI3に、
=
MIN
(MINIFS(G3:G9,C3:C9,"女"),MINIFS(G3:G9,D3:D9,"<=2015"))と入力すれば、女性または2015年以前の入会の方の最小利用回数が求められます。この場合は4と表示されます。
-
検索の[条件]に文字列を指定する場合は「"」で囲む必要があります。大小比較のための演算子を利用する場合は、文字列として条件を指定します。例えば、セルI3に、
=
MINIFS
(G3:G9,D3:D9,">=2015")と入力すれば、入会年が2015年以降の方の最小利用回数が求められます。
- [最小範囲]の行数(または列数)と[条件範囲]の行数(または列数)は同じである必要があります。
-
条件に一致するセルがないときには0が返されます。例えば、上記の表で、セルI3に
=
MINIFS
(G3:G9,C3:C9,"女",D3:D9,2013)と入力すると、条件に一致するセルがないので、0が表示されます。
- MAXIFS 複数の条件に対応する範囲の中から最大値を返す
- SUMIFS 複数の条件を指定して数値を合計する
- AVERAGEIFS 複数の条件を指定して数値の平均を求める
- COUNTIFS 複数の条件に一致するデータの個数を求める