Accessとは、マイクロソフトが提供するデータベースソフトの1つです。

データベースとは、必要なデータをすぐに取り出せるよう大量のデータを整理して蓄積、管理するシステムのことをいいます。

例えば、取引先の情報を管理する場合、会社名、住所、メールアドレス、担当者のような必要な項目を用意して、データベースを作成しておけば、「会社別の担当者とメールアドレスの一覧が欲しい」「新規取引先の宛名ラベルを印刷したい」といった作業が簡単に行えます。

Accessでは、データの集まりを表(テーブル)として管理していて、「商品」「顧客」「売り上げ」などテーマごとに複数の表を管理することもできます。

このようなデータベースを「リレーショナルデータベース」といいます。

HINTAccessとExcelはどう使い分ければいい?

大量のデータと複数の表を扱うのであればAccessの使用をおすすめします。Accessは大量のデータを効率よく集めることができ、複数の表を関連付けてデータを有効利用できます。

さらに、データを活用するためのいろいろな機能が用意されています。そのため、本格的なデータベース処理ができるというメリットがあります。

Excelでもデータベース処理を行うことはできますが、大量のデータ管理には向きません。データ量が少なく、並べ替えや簡単な抽出をする程度であれば、Excelのデータベース機能を使用する方が手軽でいいでしょう。

HINTAccessで扱えるデータベースの容量はどのくらい?

Accessデータベースの最大サイズは2GBです。実際にデータとして格納できる容量は、2GBからシステムオブジェクトで使用する容量を引いたサイズになります。

システムオブジェクトとは、Access自身がデータベースを管理するために使用するオブジェクトです。格納できるデータの量を超えてしまいそうな場合は、SQLサーバーなどの、より本格的なデータベースシステムの構築を検討した方がいいでしょう。

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