一対多の関係のリレーションシップを作成するときは、どちらのテーブルからドラッグを開始した場合でも、一側テーブルが親、多側テーブルが子と判断されます。しかし、一対一の場合はテーブルの構造から親子関係を判断できないため、親側のテーブルから子側のテーブルに向かってドラッグすることで、親子関係を指定します。
例えば[社員テーブル]と[社員個人テーブル]のうち、[社員テーブル]のレコードを親レコードにしたいのであれば、[社員テーブル]から[社員個人テーブル]に向かってドラッグします。[リレーションシップ]ダイアログボックスでは、[テーブル/クエリ]欄に親側のテーブル、[リレーションシップテーブル/クエリ]欄に子側のテーブルが表示されます。
リレーションシップにはレコード間でデータの整合性を保つための「参照整合性」という設定がありますが、それを設定した場合、親レコードを入力しないと子レコードを入力できません。リレーションシップの作成時に親子関係を反対にしてしまうと、社員個人情報を入力してからでないと社員情報が入力できなくなり不便になるので、親子関係を意識してリレーションシップを作成しましょう。