こんにちは、できる編集部の進藤寛と申します。「"できる"大食漢の神保町ペロリ旅」の第28回、「七條」のミックスフライをお送りします。前編をまだお読みでない方は、こちらからどうぞ。

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【神保町ペロリ旅】第28食 エビフライが絶品! 「七條」のミックスフライ(前編)

3つの味をじっくりと味わう

ミックスフライの陣容は、カキフライとクリームコロッケが1個ずつに、エビフライが2本。少々緊張しつつナイフとフォークを手にとって、手前のカキフライからナイフを入れていきます。

カキフライ。エキスがこぼれ落ちる前にいただきます!

しっかりと身が詰まっていて、カキのエキスがしたたっています! 口に運ぶと期待どおりのジューシーさで、衣はサクサク、身はプルプルの愉快な食感です。何も付けずにカキそのものの味を楽みました。

なお、今回は「初見」なので基本の味を確かめたくて何も付けずに食しましたが、卓上のソースやお皿に乗っているタルタルソースをつけたり、レモンをしぼったりしてもよさそうです。

続いてクリームコロッケにナイフを入れます。カキフライもクリームコロッケも、普段であれば丸ごと口に放り込んでひと呑みですが、そのような食べ方をしてはもったいなく思えて、ゆっくりと味わいました。

フワフワのクリームコロッケの断面

表面の衣はうすく軽く、ぎりぎりのところでクリームを包み込んでいるように感じられます。

形をくずさないように切り分け、箸でそっと持ち上げて口に運びます。ふわっとした衣の香ばしさの中から、さらに柔らかいクリームの甘さがわずかな時間差を置いて広がり、絶妙なハーモニーでした。メインのエビへの気持ちを高める名脇役といったところでしょうか。

さて、いよいよ本命のエビフライです。

ナイフを入れたときのプリプリと押し返してくる感触からして、質のいい立派なエビであることがわかります。こちらは、さすがの私でもひと口では難しいサイズ。それぞれ3つにカットしました。

エビフライの断面。太くてハリのあるエビを、衣がしっかりと包み込んでいます

エビは新鮮そのもので、噛みごたえも最高です。驚いたのは、エビ本体と互角なレベルで、衣が香ばしくて美味しいことです。カキフライやクリームコロッケのときよりもやや強めに存在感を主張していて、焼きたてのパンのような食感は、衣だけでも食べたいと思えるほどでした。

使われているのはクルマエビでしょうか。私のこれまでの人生の中で、一番美味しいエビフライでした。酸味の効いたタルタルソースに浸かっていた先頭はタルタルソースをたっぷりとつけて、尻尾の方は何もつけずに、味の変化を楽しみながらいただきました。

食べ終わるころには名残惜しさが...

付け合わせのサラダやポテトサラダも美味で、食べ終わるときには、もう食事が終わってしまうのか...と、不思議な名残惜しさを覚えるほどでした。大盛りとはいえ私の胃の容量的にはもう1セット行けそうでしたが、今回はぐっと堪えてお店を後にしました。

エビフライがお好きな方には、ぜひともお薦めしたいお店です! ここのエビフライを経験してしまうと、今後食べるエビフライに対するハードルが上がってしまう懸念もありますが、この味を知らないまま過ごすよりは、きっといいことだと思います。

お店:七條
住所:東京都千代田区内神田1-15-7
完食時間:11分32秒

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