こんにちは、できる編集部の進藤寛と申します。「"できる"大食漢の神保町ペロリ旅」の第33回をお送りします。

山のように盛られたチキンカツカレーがあるらしい

以前伺った「ロメスパ バルボア」の隣に「神田虎春屋」というお店があり、そこで「チキンカツマウンテンカリー」という、チキンカツを山のように盛り付けたカレーが食べられるとの情報をキャッチいたしました!

無類のカレー好きの私としては、聞き捨てなりません。山のような盛りというのはどれだけの量か実際に見てみようと、お店に伺うことにいたしました!

「神田虎春屋」は「ロメスパ バルボア」の道路を挟んだ隣にあります

看板には担々麺や餃子などの文字が並んでいるので、メインは中華料理なのでしょうか。「チキンカツマウンテンカリー」も一押しメニューのようで、軒先に看板が出ています。

立て看板より。お店の名物メニューのようです(看板には「マウンテンスパイシーチキンカツカリー」と書かれていますが、この記事では店内のメニューの表記「チキンカツマウンテンカリー」で紹介します)

店内に入って、メニューを詳細に確認します。

メニューより。サイズは「大」と「並」の2種類? 「大」をさらに大盛りにできるようにも見えますが...

チキンカツマウンテンカリーの「大」が980円、「並」が880円のようですが、「大盛り+100」という表記は[飯 RICE]内全体にかかっている情報に見えます。つまり、チキンカツマウンテンカリーの「大」の「大盛り」が一番多い盛りという理解でいいのでしょうか。

やや不安を感じつつも、自分の推理を信じ、店員さんに「チキンカツマウンテンカリー、大の大盛りをください」と伝えます。

すると、店主と思しき方が驚いたように声を上げます。「大の大盛りィ!?」

どうやら読み違えていたようです。大は大以上でも大以下でもなく、さらに大盛りにすることはないようでした。

慌てて勘違いをお詫びし、注文を修正しようとしたのですが、そこで店主と思しき方から問われます。「お客さん、いっぱい食べられる方ですか?」

思わず「はい、食べるの大好きです」と答えると、「よし、じゃあ受けて立ちますよ!」との返答が。

イレギュラーにこんなにあっさり対応してくれるとは、何と懐の広い方でしょう。しかし、図らずもそんな方に挑戦状を叩きつける格好になってしまいました。これで完食に失敗したら、相当気まずいことになりそうです。

ただでさえ量の多そうなメニューを、イレギュラーに増量してもらったら、どれほどの量になってしまうのでしょう。戦々恐々としながら、カレーの到着を待ちます。しばらくすると、店員さんの間でどよめきが聞こえてきます。こ、これはもしや!? どよめきの中心には、異様なカレーが佇んでいます。先ほどの店主と思しき方が、満面の笑顔でこちらまで配膳してくれます。

「お客さん、お待たせしました。チキンカツマウンテンカリー、大の大盛りです!」

チキンカツマウンテンカリー大 980円/大盛り 100円