中学3年生のプロ棋士・藤井聡太四段が話題です。 14歳2か月と史上最年少でプロになっただけでなく、公式戦で29連勝を達成し、将棋の最多連勝記録を30年振りに更新。今後は史上最年少でのタイトル獲得も期待されています。
若きスター棋士の登場で、世は空前の将棋ブーム。将棋の書籍や教室にも人気が集まっていると聞いて、「ちょっとやってみたいな〜」と思っている人も多いのでは?
そこでオススメなのが、スマホの将棋アプリ。藤井四段が話題になる前から、将棋はゲームアプリの一角としてたくさんの種類があります。無料のアプリも多いので、お試しにはピッタリです。
ここでは初めての人、ブランクが長い人でも気軽に楽しめる、iPhone/Androidの将棋アプリを3つに厳選して紹介します!
駒の動かし方からおさらいできる
将棋アプリ 将皇(入門編)
将棋のルール、基本的な攻め方・守り方など、チュートリアルが充実しているアプリ。とにかく最初から覚えたいときに最適です。
指し方を覚えたら、コンピューターとの実戦(対局)を試してみましょう。[10枚落ち][飛車落ち]などの手割合(ハンデキャップ)を選択すると、対局がスタートします。指し手を間違ってしまっても、「待った」をかけられるので安心です。
コンピューターとの対局をメインにしたアプリ「将棋アプリ 将皇」も無料でダウンロードできるので、基本がわかったらチャレンジしてみましょう。
「将棋アプリ 将皇(入門編)」のトップ画面。[将棋の基本を学ぶ]からチュートリアルを参照できます。コンピューターとの対局は[実戦練習]から。
[平手](ハンデなし)で対局中の画面。駒をタップすると指せる場所が表示されます。本当は反則ですが、左下の[待った]をタップすれば自分が直前に指した手を直せます。
[その他]をタップすると表示されるメニューでは、[指し手の助言]を聞いたり、[COMの指し手を指示]したりできます。つまり、いろいろズルできてしまうわけですが......とにかく気軽に楽しめるのはいいですね。
アプリのダウンロード
戦法が異なるさまざまなレベルで対局
金沢将棋レベル100 エントリー版/Lite
コンピューターとの対局がメインのアプリです。「レベル100」とありますが、無料で選べるのは10レベルまで。アプリ内課金で有料版(360円)を購入すると、100段階ものレベルを選択できるようになります。
「金沢将棋レベル100」がおもしろいのは、レベルによってコンピューターの強さだけでなく「戦法」が決まってくる点です。将棋には、飛車を玉の右側に置いたまま戦う「居飛車」、左側に動かして戦う「振り飛車」をはじめ、飛車先に銀を突いていく「棒銀」、序盤で角を取り合う「角換わり」など、多彩な戦法があります。
さまざまな指し方をしてくる相手と戦えるので、初心者からステップアップしたい人にオススメです。
「金沢将棋レベル100 エントリー版」のトップ画面。[通常対局]→[新規対局]からコンピューターとの対局が行えます。
対局中の画面。音声が豊富なのも特徴で、「先手 2六歩」「後手 5二玉」などと指し手と読み上げてくれます。テレビ中継のようで、ちょっと気分が盛り上がりますね。
[設定]の画面。標準設定では盤面をタップしてズームし、駒をタップして指す、という動作になりますが、ズームが不要な場合は[自動ズーム]をオフにします。[読み上げ]をオフにすることもできます。
アプリのダウンロード
1手で決まる詰将棋で終盤に強くなる!
ねこ将棋〜キャッと言う間の1手詰〜
将棋で勝つには、相手の玉を「詰ませる」必要があります。序盤、中盤で駒をうまく動かせても、終盤での詰みがわからないと、いつまでたっても勝負がつかないわけです。
詰みを理解するには「詰将棋」がいちばんですが、中でも初心者のうちは「1手詰」がオススメ。その名の通り、あと1手で勝てる局面を見て正解を探すわけですが......これがなかなか奥が深い。
「ねこ将棋〜キャッと言う間の1手詰〜」には、50問の1手詰問題が収録されているので、ちょっとした空き時間に挑戦してみましょう。
「ねこ将棋〜キャッと言う間の1手詰〜」のトップ画面。[詰将棋を解く]から始めましょう。詰将棋のルールは最初の問題でも説明が表示されます。
問題を解いている画面。どの駒を動かすか、わかりますか? 問題のタイトルがヒントにもなっているので、参考にしましょう。
すでに解いた問題は、トップ画面の[作品一覧]から再度チャレンジできます。[解説]も参考にしましょう。
アプリのダウンロード
いかがでしたか? アプリストアで「将棋」を検索すると「数が多すぎて選べない!」 なんてことになりがちなので、まずは上記のアプリから試してみてくださいね。