Accessには、DCount関数、DSum関数、DAvg関数などの定義域集計関数とCount関数、Sum関数、Avg関数などのSQL集計関数の2種類の集計関数が用意されています。DSum関数などの定義域集計関数は、引数で集計対象のテーブル、フィールド、条件を指定できるため、あらゆるオブジェクトで集計結果を得るために使用できます。

それに対してSum関数などのSQL集計関数は、引数にフィールド名しか指定しません。集計対象のレコードは、その関数を実行するクエリ、フォーム、レポートのレコードに限られます。

そのため、定義域集計関数の方が幅広く使用できますが、クエリやフォームでそのレコードを対象に集計を行うならSQL集計関数を利用する方が簡単です。

なお、DSum関数などの関数の引数[フィールド名]は「"」で囲んで指定しますが、Sum関数などの関数の引数[フィールド名]は半角の「[ ]」で囲んで指定するので、注意してください。

関数の解説

Sum (フィールド名)

フィールド名]のデータの合計値を返す