CCur関数を使用すると、数字の文字列や数値型の数値を通貨型のデータに変換できます。ここでは、Accessの関数でフィールドの値に応じて表示する値を切り替える方法のクエリの[送料]フィールドの値を、CCur関数で通貨型に変換します。

[送料]フィールドの数値を通貨のスタイルで表示するには[書式]プロパティで[通貨]を設定する方法もありますが、その場合[送料]フィールドのデータ型自体は数値型のままです。

一方、CCur関数を使用するとデータ自体を通貨型に変換できます。通貨型を使った演算は誤差が少ないので、[送料]フィールドを使用した計算も正確性を期待できます。

関数の解説

CCur ()

]を通貨型に変換する

HINT CLng関数で日付のシリアル値が分かる

Accessには、上記で紹介したCCur関数の他にも、データを長整数型に変換するCLng関数、文字列型に変換するCStr関数など、データ型変換関数が多数用意されています。

Accessでは日付が「シリアル値」と呼ばれる数値で扱われており、CLng関数を使うと日付に対応するシリアル値を調べられます。例えば「CLng(#2017/08/14#)」の結果は「、2017/8/14」のシリアル値である「42961」になります。