マクロでは、「フォームを開く」とか「クエリを実行する」などのAccessで行う操作を「アクション」と呼ばれる命令として用意されており、それを利用して処理を自動化できます。

「アクション」を組み合わせて複数の処理を連続実行したり、条件によって実行する処理を変更したりと、さまざまな作業を自動化できます。プログラミングの知識がなくても処理を自動化できることが、マクロのメリットです。

連続して複数の処理を実行できる

条件によって実行する処理を変えられる

HINT マクロでできないことは?

マクロでは、あらかじめ用意されている「アクション」にない処理は実行できません。また、複雑な条件分岐処理や繰り返し処理はできません。マクロでは対応できない複雑な処理を自動化したい場合は、VBA(Visual Basic for Applications)と呼ばれるプログラミング言語を使ってプログラミングする必要があります。

HINT Excelのマクロのようにマクロを自動記録したい

Accessのマクロは、Excelのように実行した操作を記録してマクロを自動で作成する機能はありません。そのため、実行したい処理を事前に確認してから、対応する「アクション」を組み合わせて、マクロを作成します。