毎年、お盆休みの時期にピークを迎える「ペルセウス座流星群」ですが、2017年は8月13日(日)4時頃に極大となります。つまり今夜、8月12日(土)の夜が見頃。天気などの条件がよければ、1時間に30個ほどの流れ星が見られると予測されています。
ただし、今年は天気がよかったとしても、観測の妨げとなる注意点があります。ここではiPhone/Android両対応の無料アプリ「Star Walk 2 Ads+」(Star Walk 2 Free)を使って、今日の夜空をシミュレーションしてみます。
まずはペルセウス座(放射点)を探そう
流星群の中心となる位置を「放射点」と呼びます。ペルセウス座流星群の放射点があるペルセウス座の方角を、Star Walk 2で確かめてみましょう。
流星群は放射点の方角を向かなければ見えないというわけではなく、夜空の広い範囲で見られます。また、放射点に近い流星ほど軌跡が短く、遠い流星ほど長い軌跡を描くという特徴があります。
1Star Walk 2を起動する
Star Walk 2を起動します。位置情報と通知に関するメッセージ、およびアプリの説明を確認するとメイン画面が表示されるので、右上にある時計のアイコンをタップします。
ちなみに、Star Walk 2を無料で使う際には、ときどき広告が表示されます。5秒ほどたつと画面のいずれかの四隅に[×]が表示されるので、タップすると広告を閉じられます。
2日時を変更する
①「時」や「分」をタップし、②右側のスライダーを上にスワイプしましょう。時計がどんどん進んでいきます。
3日時をセットできた
ここでは「2017年8月13日0時0分」にセットしてみました。再度、時計のアイコンをタップすると表示が消えます。
4ペルセウス座を探す
ここからはスマホを横向きにします。水平線に「北」と方角が表示されていますが、画面を左にスワイプして「東」に移動していくと......
5ペルセウス座が見つかった
「ペルセウス座」が見つかりました! 星座の部分をタップすると、ペルセウス座がフォーカスされた状態を維持できます。
注意しておきたい「月」の位置
ペルセウス座は北東の方角で見つかりましたが、今年の観測で注意したいのが「月」の位置です。流星群を見るときには、街の明かりなどの光源を避けたほうが良いのですが、今夜は月明かりも避けなければなりません。
6月の位置を確認する
前の画面からさらに「東」へ移動すると、月が見つかりました。ペルセウス座のすぐ隣にいますね......。
7極大の時間にセットする
極大を迎える「2017年8月13日4時0分」まで時間を進めたところです。ペルセウス座が高く昇り、より観測しやすくなるのですが、月も一緒に昇っています。
8ペルセウス座が昇る時間にセットする
時間を戻して「2017年8月12日22時0分」にセットしました。ペルセウス座が地平線から姿を現すのがこの頃なのですが、ほぼ同時に月も現れます。
今夜は満月から3割ほど欠けた「下弦の月」で、かなりの明るさがあるでしょう。しかも、Star Walk 2でシミュレーションしたとおり、ほぼ一晩中ペルセウス座の近くにいます。
そのため、「なるべく月が視界に入らないようにする」ことが、今夜の観測のコツになってきます。月明かりを避けて、たくさんの流れ星を見つけたいものですね。