何歳まで働ける? からだが資本の時代です
からだに不調を感じているビジネスパーソンのみなさま、こんにちは。しごとのわ編集部の井上薫と申します。
人生100年、定年85歳になると言われているなか、後期高齢者になっても元気に働ける自信はありますか? 正直、ろくに運動していない私は自信がありません。
そこで今回は、書籍『長く働けるからだをつくる』から、働けるからだを作るために、いま見直すべき改善策を紹介します。
『長く働けるからだをつくる ビジネススキルより大切な「立つ」「歩く」「坐る」のキホン(しごとのわ)』好評発売中。画像をクリックするとAmazonのサイトにジャンプします。
著者は、ノンフィクション作家のかじやますみこさん。かじやまさんは、働き盛りのとき交通事故に遭い、一度は働けるからだを失いました。
人工股関節に入れ替え、理学療法士や作業療法士の先生から、正しい歩き方、坐り方を学び、働けるからだをゼロから作り直しました。 そんな過酷なリハビリ経験を得たからこそ、からだに無頓着な人たちに伝えたい「からだが資本!」ということ。想いとやさしさが詰まった1冊です。
正しい歩き方って知っていますか?
書籍のなかで、かじやまさんはこう述べています。
「歩くこと」も「坐ること」も、単純なことに思えますが、実はとても奥が深い。
わたし自身、姿勢を正して歩いたり、体幹を意識して坐るようになったおかげで、長年悩まれてきた肩こりがずいぶんラクになりました。 整形外科での診療はもちろん、マッサージ、鍼灸、カイロプラクティックなど、これまでいろんな方法を試しても根本的によくならなかったのですから、まさに目からウロコです。
正しい歩き方は、見た目の印象がよいだけではなく、体幹が鍛えられ、肩こり・腰痛が改善します。思い返せば、歩き方、坐り方って学校でも教えてもらったことはありませんよね? いま一度、正しい歩き方をマスターしてみましょう。
正しく歩くことのメリット
- インナーマッスルが鍛えられ、腰痛や肩こりが改善する
- 気持ちが前向きになりストレスが減少される
- 深い呼吸で酸素が取り込まれ、脳や内臓が活性化する
- 猫背、O脚、外反母趾が治る
実践! 不調が改善する正しい歩き方
イラスト:ニシワキタダシ
- 体幹を意識して立ち、骨盤から押し出すイメージで、脚を前に踏み出す
- 前脚に体重移動しながら、上半身が足の真上にしっかり乗っている(かかとから膝、腰、胸まで、からだの軸がまっすぐになっている)状態で着地
- 次に、足の親指をしっかり使って地面を押して、反対側の脚を踏み出す
重要なのは体幹で、お腹にぐっと力を入れて、胸を開き、骨盤を立てることです。100年ライフも健康でいるため、正しい歩き方を意識してみてください。
【無料】9/8(金)に新宿で出版記念トークショーを開催!
2017年9月8日(金)、紀伊國屋書店新宿本店にて、『長く働けるからだをつくる』の出版記念トークショーを開催します。
テーマは『意外と知らない椅子のこと。「長く働けるからだ」と椅子の深〜い関係』。人は人生の3分の1を椅子に座って過ごしているんですよ!
「坐らせること」の専門家、シーティング・エンジニアの光野有次氏と、かじやますみこ氏が「生きること、働くことと坐ること」「ニッポン人と椅子の暮らし」について語ります。イベントでは、光野氏が開発した新作の椅子も体験できます。
- 日時:2017年9月8日(金) 開場18:45/開演19:00
- 会場:紀伊國屋書店新宿本店8階イベントスペース
- 参加方法:無料でご観覧いただけるイベントです。
予約方法は紀伊國屋書店さんのイベントページをご覧ください(先着50名)。
しごとのわトークリレー#02 意外と知らない椅子のこと。「長く働けるからだ」と椅子の深~い関係著者の紹介
かじやますみこノンフィクション作家。神戸大学文学部卒業。ニューヨーク大学大学院で修士号取得。経営者、アーティストなどの評伝のほか、ソーシャルビジネス、女性の生き方・働き方、教育など幅広いテーマに取り組む。書評家、放送作家、翻訳家としても活動中。主著に『トップ・プロデューサーの仕事術』『鈴木敏夫のジブリマジック』(日経ビジネス人文庫)、『紀州のエジソンの女房』(中央公論新社)、『35歳までに知っておきたい最幸の働き方』(ディスカヴァー21)、『そこに音楽があった 楽都仙台と東日本大震災』(文藝春秋)など。
書誌情報
長く働けるからだをつくる ビジネススキルより大切な「立つ」「歩く」「坐る」のキホン(しごとのわ)- 著者:かじやますみこ
- 発売日:2017年7月14日
- ページ数:200ページ
- サイズ:四六判
- 価格:本体1,500円+税