ユーザーはTwitter経由で集まる
Ustreamのサイトがさまざまな方式で番組の紹介をしていたり、Ustreamの番組紹介サイトも登場したりと、あちこちで新しい番組を知る機会が増えてきています。しかし、ライブ中継の視聴に結び付く導線の主流は、なんといってもTwitterのタイムラインです。
Twitterのタイムラインを見ていたら興味深いツイートが流れてきて、そこにあるURLをクリックしたら動画が始まった。そこで自分もソーシャルストリームにツイートした。それをまた誰かが見て……といったユーザーの行動が次々と連鎖して、Twitter経由の視聴ユーザーが増えていきます。
この方法で大きな結果を出すには、多くの人がソーシャルストリームにツイートしてくれることが重要です。それによって、より広い範囲にライブ中継の存在が伝達されていきます。
ここで考えたいのは、ツイートしてもらう内容です。ライブ中継中の内容についてツイートされ、それによって視聴してくれるユーザーが増える、というのが基本的な流れですが、内容そのものとは関係のない「この子かわいいな」とか「この場所おしゃれだね!」といった、本能的な欲求をダイレクトに刺激するツイートをされると、おどろくほど多くの視聴ユーザーが集まることがあります。ときには、こうした効果を狙った演出をしてみてもいいでしょう。
事前の予告よりもライブ中継中のツイートが有効
Ustreamの「イベント」機能でライブ中継の予告ができますが、よほど高い関心を持ってくれるユーザー(すでにファンになっている場合や、予告内容に強い興味がある場合など)以外には、それほど効果的ではありません。
ライブ中継の本番開始前から視聴ユーザーを集めたい場合は、本番前から中継を開始して準備中の会場の様子を映しておき、「○時からここでライブ中継をします!」と告知をするというワザが有効です。
ライブ中継中の視聴ユーザーの増減パターンと対策
Ustreamのライブ中継は1、2時間やそれ以上の長丁場になる場合が多いこともあり、最初から最後まで視聴してくれるというユーザーはほとんどいません。そうした中で、視聴ユーザーの主な行動パターンは次の3種類に分類できます。
0.途中から視聴して途中で離脱する
もっとも多いのが、チラッと眺めただけで、特に興味がそそられないために離脱、というパターンです。
配信ページを開いた瞬間の場面がおもしろければ、こうしたユーザーもしばらくは視聴を続けてくれます。また、魅力的な人物がいたり、かわいらしい動物が映っていたりすることで、離脱率を下げることもできるでしょう。
内容で勝負、という場合には、コメントで「どのような番組か」を伝える、登場人物や話の流れについて画面内のタイトルやソーシャルストリームなどで補足を入れるなどして、短時間で「この番組を見続けよう」と判断してもらえるようにしましょう。
0.一度離脱し、また途中から戻ってくる
チラッと眺めたときに興味を持ったものの、なんらかの理由で視聴をやめ、その後に戻って視聴を再開する、というパターンです。
席をはずしていた視聴ユーザーが戻ってくる場合もあれば、途中で離脱してしまった視聴ユーザーが、他のツイートによってふたたび興味を持ち、視聴してくれるという場合もあります。
一度離脱してしまった視聴ユーザーも、こうしたパターンで呼び戻すことは可能です。ライブ中継中に番組の方向性を見直しながら、ツイートしてもらえるようにしていきましょう。
0.途中から視聴を始め、最後まで視聴する
配信ページを開いてみたら、おもしろかったので最後まで視聴してしまった、という理想的なパターンです。
番組内容や出演者のパーソナリティに興味を持ってもらい、好奇心に火を点けることができたら、ソーシャルストリームで積極的にツイートして新しい視聴ユーザーを呼び込んでくれる、ありがたいユーザーになってくれる可能性があります。こうした視聴ユーザーを、自分のファンにしていくことがとても大切です。
[ヒント]Twitterで「今」のライブ中継を探そう
Twitterでは、常に多くのユーザーがUstreamのライブ中継を視聴したり、ライブ中継をしたりしています。キーワード「ustre.am」で検索してみると、そうしたツイートをたくさん発見できます。
[ヒント]ライブ中継中の番組を探せる「LiveJam番組表」
「LiveJam番組表」は、現在ライブ中継中の番組や、これからのライブ中継の予定をまとめたサイトです。豊富な情報がすっきりとまとめられており、番組を探しやすくなっています。