新しく知りあった人と連絡先を交換したいとき、LINEの「ふるふる」を使っている人は多いと思います。その場ですぐに友だちとして登録できて、便利ですよね。
近くにいる人とスマホを振るだけ。いちばん手軽な友だち追加の方法です。
しかし、どうしてお互いのスマホを振ると、相手の名前が自分の画面に表示されるのでしょうか......? ちょっと不思議ですよね。ここでは「ふるふる」の仕組みを紹介し、使い方をおさらいするとともに、うまくいかないときに見直したい設定について解説します。
「ふるふる」で相手が表示される仕組み
簡単に使える「ふるふる」ですが、実はスマホに搭載されている次の3つの装置・機能によって実現されています。
- 加速度センサー
- GPS
- モバイルデータ通信(またはWi-Fi)
加速度センサーは、スマホに内蔵されている振動や衝撃を検知するための装置です。「ふるふる」では、このセンサーによって自分と相手のスマホが「振られた」ことを検出します。
同時に、スマホに搭載された「GPS」により、お互いの位置情報を取得します。これにより、自分と相手が「近くにいる」かどうかが判定されます。
そして、以上の情報がネットワークを通じてLINEのサーバーに送信されます。一定時間内に「振られた」かつ「近くにいる」という条件にあうLINEユーザーに対して、友だち追加の機能が実行される、というわけですね。
「ふるふる」でLINEの友だちを追加する
1「ふるふる」の画面を表示する
仕組みがわかったところで、「ふるふる」の使い方を見てみましょう。①[友だち]を表示し、②[友だち追加]のアイコンをタップします。
続いて[ふるふる]をタップします。
2スマホを振る
友だちに追加したい人とスマホを振ります。加速度センサーとGPS、モバイルデータ通信(またはWi-Fi)がここで活躍します。
3友だちに追加する
LINEのサーバーで「振られた」「近くにいる」ことが判定されると、このように相手の名前が表示されます。①タップしてチェックマークを付け、②[追加]をタップしましょう。
お互いにチェックマークを付けることで、友だち登録が完了します。「ふるふる」は3人以上でも使えるので、まとめて友だちに追加したいときにも便利ですよ。
「ふるふる」がうまくいかないときは?
もし「ふるふる」に失敗してしまう場合、前述の3つの装置・機能のいずれかが働いていない、ということになります。このうち、もっともありがちなのがGPSに関する問題です。
例えば地下鉄のホームなど、位置情報を検出しにくい場所では「近くにいる」かどうかが判定できず、うまくいかない場合があります。
位置情報を取得できないと、このようなエラーメッセージが表示されます。
また、スマホの設定で位置情報に関する機能がオフになっている場合も「ふるふる」が使えません。iPhoneでは、以下の方法で[設定]アプリの[位置情報サービス]を確認しましょう。
1[位置情報サービス]画面を表示する
[設定]を起動して[プライバシー]をタップします。
[位置情報サービス]をタップします。
2[位置情報サービス]画面を表示する
[LINE]をタップします。[位置情報サービス]自体がオフになっている場合は、先にオンにしておきます。
3[位置情報サービス]画面を表示する
[このAppの使用中のみ許可]をタップします。[常に許可]ではLINEを使っていない間も位置情報を検出し続け、バッテリーを消費しやすくなるので、[このAppの使用中のみ許可]にするといいでしょう。
加速度センサーはオフにする設定がないので、故障していない限りは問題にならないでしょう。機内モードに設定している場合も「ふるふる」が使えないので、解除しておきます。
仕組みや設定がわかっていれば、「ふるふる」の相手が困っていてもサポートしてあげられますよね。連絡先を交換するときに、ぜひ活用してください。