iPhoneの「簡易アクセス」をご存知でしょうか？ ホームボタンをダブルタップすると利用できる、こんな機能です。

iPhone 8のホーム画面で「簡易アクセス」を利用したところ。iPhoneを片手で操作していると、上部にあるアイコンなどに親指が届きませんが、簡易アクセスで画面を下げるとタップしやすくなります。

簡易アクセスはもともと、画面が大型化されたiPhone 6 / 6 Plus（iOS 8）が登場したときに追加された機能。さらに画面が大きく、縦長になったiPhone Xでこそ、便利に使えそうですが......iPhone Xにはホームボタンがありません。

でも大丈夫。機能はちゃんと用意されています。以下の方法をお試しください！

1［アクセシビリティ］画面を表示する

［設定］アプリを起動して［一般］を表示し、［アクセシビリティ］をタップします。

2［簡易アクセス］をオンにする

［簡易アクセス］をオンにします。従来のiPhoneは標準でオンなのですが、iPhone Xではオフなので、最初にこの設定が必要です。

3画面下部を下にスワイプする

簡易アクセスを使ってみましょう。iPhone Xでは「画面下部を下にスワイプ」で簡易アクセスが動作します。中央より少し下くらいの位置だとSpotlight検索が表示されてしまうので、Dockのあたりからスワイプするのがコツです。

4簡易アクセスを利用できた

iPhone Xでも簡易アクセスを使えました！

ちなみに、簡易アクセスはホーム画面以外でも利用できます。例えば、Safariの検索/アドレスバーに親指が届かないときなどに使ってみましょう。

iPhone Xでの簡易アクセス、いかがでしたか？ 操作のコツをつかまないとうまく利用できないので、この機能に関しては、iPhone 8や従来のiPhoneのほうが使いやすいように感じます。ただ、邪魔になる機能ではないので、設定はオンにしておくといいでしょう。