麺だけでいくらでもいける美味しさ!
「肉増しまぜそば塩 特盛」は、直径30cm近い大きな丼で登場しました! うずたかく盛られたヤサイの上には、プルプルのアブラと卵黄が落としてあります。てっぺんには黒胡椒がたくさん振りかけられており、見た感じはスパゲッティ・カルボナーラにも似ています。
4枚の肉は非常に分厚い豚バラ肉です。表面はほんのり焼き目が付いて、こんがりとしています。
非常に分厚い豚バラ肉。脂身はプルプルながら、表面は焼き目が付いて、歯応えも楽しめそうです!
ひとしきり見た目を楽しんだあと、おもむろに混ぜ始めます。まぜそばの楽しみの1つは、丁寧に盛りつけられた具を思い切りかき混ぜてしまうときの背徳感です! 手始めに卵黄をハシで割ると、崩れた卵黄がアブラと混ざりあいながら麺の方に落ちていきました。
卵黄とアブラがトロッと混ざって、実に食欲をそそります!
トッピングのチーズはとろけるタイプのチーズのようで、鑑賞中にもヤサイや麺の熱で徐々に溶けています。
溶けたチーズはヤサイや麺に絡んでいます。
丼の底にハシを突っ込み、しっかりと混ぜたところで、いよいよ口に運びます。
まずは麺を一口、いただきます!
小麦の太麺は、かなり固くワシワシとした食感で、非常に食べ応えがあります! 全体に和えられている塩だれは予想以上に濃い味ですが、周囲の油とうまく調和しており、味に深みを感じます。麺と塩だれの調和が非常によく、麺だけでもいくらでも行けそうです!
味のベースがしっかりしているため、黒胡椒や卵黄、アブラ、チーズなど色々な方向の味がうまく共存して、散らかった感じになっていません。まぜそばはカオスでジャンクな食べ物ですが、このまぜそばからはカオスよりも「調和」を感じました。
肉もいい仕事をしています。分厚くて脂身がしっかり入っているので、後半で飽きが来るかなと少し心配していましたが、味付けが醤油ベースでシンプルなのと、表面がこんがりと焼かれていたため、想像以上に美味しく食べやすい肉でした。胃に余裕がある方は、ぜひ「肉増し」をお勧めします。
見た目は非常に重厚な肉ですが、口当たりもよく、あっという間に4枚を食べきってしまいました。
こうして夢中になって食べ進め、気が付いたら完食していました。ボリュームはすごいですが予想よりもあっさりしていたためか、食後の胃は思いのほか軽かったです。
総じて端正な仕事ぶりが想像される、非常にクオリティの高いまぜそばでした! 個人的には、これまでの人生で食べてきたまぜそばの中でも屈指の美味しさでした。神保町から若干距離があるのがネックではありますが、今後も機会を作って伺いたい次第です。
お店:麺処MAZERU
住所:東京都千代田区神田佐久間町1-14 第2東ビル 1F
完食時間:16分55秒
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※写真はお店の方の許可をいただいて撮影しています