いつでも好きな音楽が聴ける」ことは、iPhoneを使ううえで大きな楽しみの1つですよね。YouTubeやAbema TVなど、動画配信サービスを電車の中で視聴している人も増えてきました。

そんなときはイヤフォン(ヘッドフォン)が必要になるわけですが、みなさんはどんな製品を使っていますか? もし、特にこだわりもなく有線のイヤフォンを使い続けているなら、そろそろBluetoothイヤフォンに乗り換える時期かもしれません。

ここでは、Bluetoothイヤフォンの魅力を紹介するとともに、実際にiPhoneに接続して音楽や動画を楽しむ方法を解説しましょう!

そもそもBluetoothイヤフォンってどんなもの?

Bluetooth(ブルートゥース)とは、近くにある機器同士を無線で通信できるようにする規格の名前です。消費電力が少ないため、大きなバッテリーを搭載できないモバイル機器に適しています。

そのBluetoothを採用したイヤフォンの特徴は、何といっても「無線」であること。そのため「ワイヤレスイヤフォン」とも呼ばれ、現在主流の製品には以下の2つのタイプがあります。

左右一体型

えっ、まだ有線? iPhoneにはBluetoothイヤフォンをおすすめする3つの理由と使い方

オーディオテクニカの「ATH-CKR35BT」(実勢価格 6,000円程度)。左右のイヤフォンがコードで結ばれているタイプです。この製品では、コードの途中にマイク内蔵のリモコンとバッテリーボックスがあります。

完全分離型

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アップルの「AirPods」(実勢価格 18,000円程度)。コードがなく、左右のイヤフォンが独立しています。最近増えてきたのがこのタイプで、アップル以外の製品も多数あります。

Bluetoothイヤフォンをおすすめする3つの理由

では、従来のような有線のイヤフォンではなく、BluetoothイヤフォンをiPhoneで使うべき理由として、どんなものがあるのでしょうか? ここでは、主な理由を3つにまとめてみました。

イヤフォンジャックのLightningコネクタが不要

iPhone 7以降ではイヤフォンジャックが廃止され、Lightningコネクタを使わないと従来のイヤフォンを接続できなくなりました。これが1つ目の理由です。

iPhone 6sやiPhone SEから最新のiPhoneに乗り換えると、今まで使っていた有線のイヤフォンは、そのままでは使えなくなります。かといって、Lightningコネクタを持ち歩くのはイヤですよね。無線で接続でき、コネクタが不要なBluetoothイヤフォンのほうが断然便利、というわけです。

えっ、まだ有線? iPhoneにはBluetoothイヤフォンをおすすめする3つの理由と使い方

有線のイヤフォンをコネクタで接続したところ。iPhoneの付属イヤフォンのようなストレート型ならまだしも、こうしたL字型のプラグでは見栄えが非常に悪くなります......。

iPhoneをカバンやポケットに入れたままでも操作できる

2つ目の理由は、いちいちiPhoneを取り出さなくても簡単な操作ができること。

Bluetoothイヤフォンで音楽を聴くとき、iPhoneの本体はカバンやポケットに入れたままでOKです。でも、曲の移動や音量の調整をするために、結局iPhoneを取り出すことになるのでは、あまりスマートではありませんよね。

左右一体型のBluetoothイヤフォンの多くは、コードの途中にリモコンが付いており、これを使ってiPhoneを操作できます。マイクが内蔵されている製品では、リモコンで電話に応答し、そのまま通話することも可能です。

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「ATH-CKR35BT」のコードの途中にあるリモコン。中央にあるボタンが電源のオン/オフ、再生・停止のボタンです。左右のボタンを押すと音量を調整でき、長押しすると前後の曲に移動できます。

完全分離型では、イヤフォン自体に付いているボタンで操作する製品が中心です。「AirPods」はちょっと特殊で、センサーによって耳に付けたときに音楽を再生、外したら停止したり、Siriを起動して音量を調整したりできます。

選べる製品が豊富で、しかも安くなった

3つ目は、Bluetoothイヤフォンという製品が、かなりメジャーになってきたことです。家電量販店のイヤフォン/ヘッドフォンコーナーに行くと、有線の製品以上にBluetoothイヤフォンが豊富に陳列されていたりします。

価格帯としても5,000円程度の製品が多くなり、中には3,000円以下で購入できるものもあります。一昔前は「Bluetoothイヤフォンは便利だけど、ちょっと高い」という印象でしたが、それはもうなくなったと言えるでしょう。

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AmazonでBluetoothイヤフォンを調べてみると、3,000円程度の安価な製品に人気があることがわかります。

ただ、音質にこだわりがあるなら、やはり有線のイヤフォンに軍配が上がります。また、Bluetoothイヤフォンは充電が必要で、通信状態によっては音飛びしたり、再生が途切れたりすることもあり、ちょっとしたストレスになります。

もちろん高価な製品ほど品質は高くなりますが、最初は安価な製品で、Bluetoothイヤフォンの使い勝手を試してみるといいでしょう。

BluetoothイヤフォンをiPhoneに接続するには?

Bluetoothイヤフォンをはじめて使うときは、iPhoneとの「ペアリング」が必要になります。以下の手順を参考に進めてください。

Bluetoothイヤフォン側での操作は製品によって異なりますが、多くの場合、「電源ボタンの長押し」でペアリングが開始されます。一度ペアリングが完了すれば、Bluetoothイヤフォンの電源をオンにしたとき、自動的にiPhoneと接続されるようになります。

えっ、まだ有線? iPhoneにはBluetoothイヤフォンをおすすめする3つの理由と使い方

iPhoneの[設定]→[Bluetooth]を表示し、①Bluetoothをオンにしておきます。Bluetoothイヤフォンでペアリングを開始すると一覧に表示されるので、②製品名をタップしましょう。

えっ、まだ有線? iPhoneにはBluetoothイヤフォンをおすすめする3つの理由と使い方

「接続済み」と表示されました。これでペアリングは完了です。

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[ミュージック]で音楽を再生すると、Bluetoothイヤフォンから聴こえます。画面の中央下に製品名が表示されていますね。これをタップすると......

えっ、まだ有線? iPhoneにはBluetoothイヤフォンをおすすめする3つの理由と使い方

何で音楽を再生するかを選択できます。[iPhone]をタップすると、iPhoneのスピーカーで再生されます。

いかがでしたか? 便利で、身近で、安価になったBluetoothイヤフォン。iPhone 7、8、Xを使っているなら、ぜひ使ってみることをおすすめします。