過熱はバッテリー劣化や故障の原因にも
暑い季節は熱中症も心配ですが、スマートフォンの過熱・熱暴走も気になります。屋外で使っていると、持っているのも危険に感じるほど熱くなることもありますね。ここでは、スマートフォンの過熱対策として、重要な3つのポイントを解説します。
過熱状態になるとスマートフォンの処理能力が低下し、動作が遅くなる場合があります。それだけでなく、バッテリーの劣化や本体の故障にもつながりかねません。大事なスマートフォンを長く使うためにも、熱には十分な注意をしましょう。
1:充電しながらの利用は避ける
熱対策の基本は、できるだけ「充電しながらの利用はしない」ことです。充電中はバッテリーが熱を持ちますし、利用によっても本体が発熱するため、同時に行なうとすぐに過熱してしまいます。
できるだけ充電中は操作しない、操作中は充電ケーブルをはずして充電しないようにしましょう。
スマホを利用しながら充電するのは、すぐに過熱してしまうため避けましょう。
2:冷やす場合は結露に注意して常温で!
冷たいものをスマートフォンに当てたりして冷却しながら利用すれば、発熱をおさえられます。ただし、このときに注意が必要なのが、結露の問題です。スマートフォンが極端に冷えてしまうと、冷たいコップに水滴が付くように結露を起こしてしまい、電子回路にダメージを与えます。
氷や保冷剤などは、結露の危険があるので避けましょう。あまり冷たくない飲料のペットボトルを水滴がつかないようにして当てたりするのが、屋外での冷却手段としては有効です。結露を起こさない「常温保冷剤」という商品も販売されているので、過熱が気になる場合には検討しましょう。
氷などを使って冷やしすぎると、結露による故障の原因となります。
3:できるだけ消費電力を抑える設定にする
最後にもう1点、できるだけスマートフォンの電力消費を抑え、本体が発熱しないようにしましょう。電力消費を抑えれば充電の必要もなくなるので、熱対策として効果的です。iPhone、Androidそれぞれの消費電力を抑える設定を、できるネットでは解説しています。