【できるUiPath】は注目のRPAサービス「UiPath」を使って、RPAのワークフローを作るための基本操作から、実際に業務をRPA化する実践テクニックまでを解説する連載です。
過去の記事一覧【できるUiPathまとめ】

レッスン5操作のレコーディング

操作をレコーディングしてワークフローを作るには

初めてワークフローを作成するときは、レコーディング機能を活用すると便利です。フローチャートの中に記録する処理を自動的に登録してみましょう。

レコーディングの開始

レコーディングは、マウスやキーボードの操作を記録し、自動的に自動化処理を作成できる機能です。レコーディングを開始後、ロボットに操作させたい処理を自分が実行するだけでいいので、どのようなアクティビティをどう使えばいいのかが分からない場合でも、UiPathを活用できます。

1ウェブのレコーディングを開始する

操作をレコーディングしてワークフローを作るには(操作のレコーディング) - できるUiPath

2[ウェブレコーディング]のツールバーが表示された

操作をレコーディングしてワークフローを作るには(操作のレコーディング) - できるUiPath

HINTデモ用アプリでレコーディングを試そう

本コンテンツで紹介する操作に使っているデモアプリは、下のアドレスからアクセスできます。実際に紙面を見ながら、同じ操作を体験するときに活用しましょう。

UiPath Demo

HINTログイン画面があるアプリを操作するときは

本コンテンツで使うデモアプリは、アクセス後、すぐに利用できますが、アプリによってはユーザーIDやパスワードを指定してログインする必要がある場合もあります。こうしたアプリの処理を自動化する際は、各欄をクリックして、ユーザーIDやパスワードを入力しましょう。

入力時に[パスワード入力]にチェックマークを付けると、ユーザーIDやパスワードなどの重要な情報を暗号化した状態で、安全に保管できます。

操作をレコーディングしてワークフローを作るには(操作のレコーディング) - できるUiPath

Webアプリの操作の記録

1Webアプリのページを表示する

操作をレコーディングしてワークフローを作るには(操作のレコーディング) - できるUiPath

UiPath Demo
2ブラウザーを開く動作を記録する

操作をレコーディングしてワークフローを作るには(操作のレコーディング) - できるUiPath

3表示するWebアプリのページを指定する

操作をレコーディングしてワークフローを作るには(操作のレコーディング) - できるUiPath

操作をレコーディングしてワークフローを作るには(操作のレコーディング) - できるUiPath

HINT自動化をサポートしているブラウザー

UiPath Studioは、Internet Explorerだけでなく、ChromeやFirefoxでの操作にも対応しています(ChromeやFirefoxは拡張機能のインストールが必要)。

拡張機能のインストール(Chrome)
拡張機能のインストール(Firefox)

HINT4種類のレコーディングを使い分けよう

レコーディングには、[ベーシック][デスクトップ][ウェブ][Citrix]の4種類があります。[ベーシック]はいろいろなアプリに使える汎用的な方法で、[デスクトップ]はデスクトップアプリ、[ウェブ]はブラウザーで動作するWebアプリを記録するときに指定します。最後の[Citrix]は仮想環境やターミナルの操作を記録するときに使います。

4Webアプリ操作のレコーディングを開始する

操作をレコーディングしてワークフローを作るには(操作のレコーディング) - できるUiPath

5クリック操作を記録する

操作をレコーディングしてワークフローを作るには(操作のレコーディング) - できるUiPath

6次のクリック操作を記録する

操作をレコーディングしてワークフローを作るには(操作のレコーディング) - できるUiPath

7文字の入力操作を記録する

操作をレコーディングしてワークフローを作るには(操作のレコーディング) - できるUiPath

HINT[フィールドを空にする]って何?

手順7では、入力する値を指定すると同時に、[フィールドを空にする]にチェックマークを付けています。これは、入力する前に入力欄の値をクリアする処理です。入力欄に標準で何か値が入力されている場合でもクリアしてから、指定した値を入力できます。

HINT指定できないボタンがあるときは

実際に業務で使っているアプリをレコーディングする場合、アプリによっては(Flashで作成されたアプリなど)、画面内のボタンが正確に認識できないことがあります。このような場合は、手順4で[画像]を指定してレコーディングしてみましょう。[画像]では、画面上のボタンを画像として認識するため、特殊なアプリの自動化にも対応できます。

HINTデモアプリには何を入力すればいいの?

ここでは、経費精算処理を想定したデモアプリを利用していますが、重要なのはレコーディングの動作を学ぶことなので、実際の項目には何を入力してもかまいません。「交通費」など一般的なものを入力して試してみましょう。

8種別の選択操作を記録する

操作をレコーディングしてワークフローを作るには(操作のレコーディング) - できるUiPath

9金額の入力操作を記録する

操作をレコーディングしてワークフローを作るには(操作のレコーディング) - できるUiPath

10記録を終了する

操作をレコーディングしてワークフローを作るには(操作のレコーディング) - できるUiPath

11操作の記録を保存して終了する

操作をレコーディングしてワークフローを作るには(操作のレコーディング) - できるUiPath

HINT連続で操作しなくても大丈夫

レコーディング中に[Esc]キーを押すと、操作の記録を一時的に中断できます。このため、レコーディングを開始後、連続でアプリを操作する必要はありません。[Esc]キーを押して中断しながら記録しても、前に記録した操作はきちんと記憶されているので、最後に保存をしたときに、それまでの一連の処理が連続で記録されます。

 

操作をレコーディングしてワークフローを作るには(操作のレコーディング) - できるUiPath

HINTクリックしたときのみ表示されるメニューの操作

アプリのメニューなど、クリックしたときのみ表示される項目の操作を記録したいときは[F2]キーを押して、レコーディングを中断させます。レコーディング中断中の操作は記録されないため、この間にメニューを表示しておき、記録が再開されたら、表示されたメニューの項目をクリックして、その操作を記録します。

Point1つもアクティビティを知らなくても使える

UiPath Studioを使いこなすには、さまざまなアクティビティを使いこなす必要がありますが、レコーディングを使えば、極端な話「アクティビティって何?」という人でも、簡単にアプリの操作を自動化できます。

自動化したい処理を実際に画面上で実行すれば、それが記録され、適切なアクティビティを使った処理として配置されます。まずは、レコーディングからUiPathを始めてみましょう。

提供:UiPath

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