【俺のメルカリ】は、ブロガーのコグレマサト氏が、オジさんにとってのメルカリの魅力や、使いこなし方を紹介していく連載です。毎週金曜日更新。
これまでのあらすじ(まとめ)

「メルカリ初出品」の不安、しっかり解消します

こんにちは、ネタフルのコグレマサトです。前回は、オジさんの溜め込んだ"資産"がメルカリで売れる! という話をメルカリのまゆみんさんに教えてもらいました。スマホなどガジェット系が人気なだけでなく、動かないジャンク品も部品取りのために売れるというのは、発見でしたね!

メルカリで売る=出品する操作自体は本当に簡単なのですが、「いきなり売って大丈夫?」と不安に感じる人もいると思います。知らない人とお金のやり取りをするのですから、慎重に行きたいですよね。

メルカリでは、アプリの右下に表示される[出品]をタップすれば、すぐに出品が可能です。でも、ネット経験のあるオジさんだからこそ「ちょっと待てよ?」と思うこともありますよね。

今回はそうした人のために、最初に知っておくといいあれこれを解説します。どのようなサービスにも規約やルールがあり、同時に、ユーザー間で生まれたローカルルールのようなものも存在します。

メルカリでいえば、出品可能な品・不可能な品のルールがあります。また、ほどよい価格設定の方法も知りたいですよね。また、メルカリではコメントで「値下げ交渉」をされることがあります。どんな値下げ交渉があるのか、どう対応すればいいのか、というリアルな話も紹介します!

出品可能なのは実体がある「物品」

「フリマ」アプリということで、何でも売ってしまえそうなメルカリですが、実は出品できない品物も、いろいろとあります。大きなところでは、「物品でないもの」全般の出品が禁止されています。

例えば何らかの「情報」や、宿題に限らずハウスクリーニング、買い物代行のような「サービス」はNGです。またデジタルデータや不動産もNGだそうです。常識的に考えればわかるだろうというものもありますが、知らずに出品しようとしたらNGだった、となると残念ですね。このあたりのルールについて、まゆみんさんに詳しく聞いてみましょう!

金券類や偽ブランド品などもNG

こんにちは。メルカリで出品するにあたって、最初に押さえておくべきルールというと、どういうものがあるでしょうか?

こんにちは。メルカリ広報のまゆみんです。出品に関する禁止事項の中で、読者の方に関係しそうなものでいうと、スマ―トフォンの「アクティベーションロック(第三者が端末を初期化できない状態。iPhoneの『iPhoneを探す』が有効になった状態など)や利用制限のかかった端末」や「(割賦の)残債がある端末や契約中の端末」があります。これらは出品できないので、要注意ですね。

なるほど。そんな状態では買った人が自由に使えないですね。

ほかに、よくありそうな品目では、商品券やプリペイドカード、現金などもNGです。また、医薬品などは無資格者が販売できないためNGですが、コンビニエンスストアで売っているトローチなどは指定医薬部外品なので、未開封品なら問題ありません。このあたりのルールは少々長くなりますが、一度、メルカリの「禁止されている出品物」に目を通していただければと思います。

▼参考
禁止されている出品物(メルカリ)

ふむふむ...。「偽ブランド品」なんかは、衣類などでは重要な問題なんでしょうね。

うっかりNG出品を防止する親切機能も

そうですね。ブランド品を出品する際には、買う方が安心して買えるように、正規品だと確認できるタグなどの写真を付けていただくようにしています。また、記入された説明文の内容から自動的に判別して、NG出品の可能性を検知したら警告メッセージを表示する機能もあるんですよ。

そんな機能まで! うっかりNGな出品をしてしまうのを、予防できるわけですね。

メルカリのルールや注意事項は「メルカリガイド」にまとまっているので、時間のあるときに確認していただけると嬉しいです!

▼参考
メルカリガイド(メルカリ)

「代理で出品します」のような説明文を書いて出品すると、代理出品は禁止行為にあたるため、このような警告メッセージが表示されます。

出品時に発送の準備もしておくと気持ちがラク!

メルカリで売るために必要なのは銀行口座だけ、と前回は述べました。しかし、実際には、出品する前に発送の準備もしておくことをおすすめします。

具体的には、発送のための梱包に必要な道具を用意しておきましょう。メルカリでは出品した商品が1時間もせずに売れる場合もあります。売れたらすぐに発送したいものですが、あわてて用意することになると大変です。

本やCD、ゲームソフトなど、小さいものを売るなら適切なサイズの封筒があれば十分です。あらかじめ買っておきましょう。

大きめのものを売る場合は、Amazonなどオンラインショップで商品を買ったときのダンボール箱を捨てずに取っておくと、ちょうどよく再利用できるのでおすすめです。出品前に箱に入れてみて、問題なく送れそうか確認しておきましょう。

いざ送ろうとしたらガムテープがない! などということが発覚すると、パニックになってしまいます。ガムテープや緩衝材("プチプチ"など)も忘れずに用意しておくといいですね。「いつでも送れるぞ!」という気持ちになっていると、売れるのが待ち遠しくなりますよ。

梱包が簡単で大掛かりな準備がいらないことと、詳しくは後述しますが送料も見積もりやすいことから、ぼくは、最初に出品する商品は本やCD、ゲームソフトなど小さなものがいいと思います。

クッションつきの封筒は文房具店で100円程度からとやや高価ですが、CDなど衝撃による破損が心配なものを安全に送るには最適。本は通常の封筒でも十分です。

悩ましい価格設定。「値下げ交渉」対応のコツは?

メルカリで出品するにあたって、とても重要な課題に価格の設定があります。商品の写真は特に上手でなくても問題ないし、説明文だって長々と詳しく書かなくても大丈夫です。しかし、価格だけは自分も買い手も納得できるものを、しっかりと考えて付けなければいけません。

自分にとってはもう価値がないものを「捨てるぐらいなら...」という気持ちで出品するなら、思い切って安くしてもいいでしょう。ぼくも、いらない子どものおもちゃなどは、300円、500円のような安くて買いやすそうな価格にすることがあります。

しかし、ある程度高く売れるとわかっているなら、それなりの設定にしたいですよね。デジタルガジェットや本、ゲームなど、中古店の買取価格や販売価格を簡単に調べられるものは、それらを参考に妥当な価格を考えられます。

値上がりの期待できる希少なコレクターズアイテムなどなら、メルカリよりもヤフオク!などのオークションに出品したほうがいいかもしれません。自分が設定した価格が10円でも100円でも、複数の希望者がいれば値上がりしていきますからね。ただ、何日も待ちたくないという人には、やはりメルカリが便利です。

メルカリでの価格設定には、あらかじめ検索して同じような商品の価格をチェックしておくのがおすすめです。すでに売れた商品には「SOLD OUT」と表示されますが、直近で売れた商品の価格が、メルカリでの実勢価格だと言えます。

また、商品によっては出品時の画面でアプリが「売れやすい価格」を提案してくれる場合があります。過去の取り引きのデータから算出しているのでしょう。納得感のある価格だと思うので、参考にしましょう。

4,000円はちょっと強気すぎ!? 「売れやすい価格」が表示されたら、価格設定の参考にしましょう。

自分の持ち物を出品するときは、どうしても「これくらいで売りたいな」という希望から、高めの価格にしたくなると思います。しかし、買い手の目線で「自分なら、この価格だったら買うだろうな」と思える設定にしておくことが、売れやすい価格を設定するコツです。

同じ商品がすでに多数出品されている場合には、ほかの商品よりも少し安めにすると、売れるタイミングが早まります。早く売ることを重視するなら、価格設定では「(価格を)損して(時間の)得取れ」の方針で行きましょう。

コメントによる「値下げ交渉」のこともあわせて、まゆみんさんに聞いてみましょう!

「送料込み」で価格設定すると売れやすい

出品するときの価格設定について、いつも悩んでしまうことが多いです。注意点やコツはありますか?

基本的なことですが、販売価格の10%がメルカリの手数料になりますので、例えば5,000円で商品が売れたとき、手元に残る販売利益は4,500円になります。入手したい金額の目標があるなら、手数料分を考慮して設定する必要がありますね。

出品する画面で、手数料を引いたあとの金額も表示されますよね。

価格を入力すると、手数料を引いた「販売利益」を確認できます。

はい。そのときにご確認いただければ。あと、価格を送料込みにするか、別にするか、という点はかなり重要です。出品に慣れていなと最初から送料を見積もるのは難しいと思いますが、買う側の心理としては、送料込みのほうがトータルでかかる金額がパッとわかるので、購入のハードルが低くなりますよね。だから、送料込みにしたほうが売れやすい傾向はあると思います。

確かに、送料込みで切りのいい価格にするのが一般的だと感じます。あらかじめ送料を調べておくのがいいですね。その点で、小さなものなら送料がわかりやすいです。

そうですね。例えば、荷物の長辺34cm、厚さ3cm以内の「ゆうパケット」(郵便局)サイズなら、「ゆうゆうメルカリ便」を使うことで全国一律175円(消費税込み)です。ほかに梱包資材の費用もかかりますが、たいだい送料分200円ほどと考えればOKですね。

苦手な人は「値下げ交渉はしません」でOK

手数料、送料のほかに、メルカリで気になるのが「値下げ交渉」です。出品後にコメントで交渉されることがありますよね。値下げ分を考慮して最初は高めに付けることもありますが、どう考えるのがいいでしょうか?

これは(メルカリとしてではなく)個人的な考えですが、交渉を楽しめる人や苦にならない人は、最初は多少高めの価格に設定して、交渉に応じて下げていくのもいいと思います。一方で、気を使ってしまって苦手だという人もいますよね。その場合は、自分のプロフィールや商品説明に「値下げ交渉には対応いたしません」と書いておいて、交渉されても「値下げはいたしません」とはっきり断れば問題ありません。

交渉になると時間がかかってしまうので、最初から値下げ交渉はしないと断っておくのもひとつの考え方ですよね。そして、買い手がつかなかったらタイミングを見て値下げしていくと。まゆみんさんなら、どうします?

値下げ交渉には、大きく分けて3つのパターンがあると思っています。1つ目は、購入する意思がすでに固まっている人から、もうちょっと安くならないかなーと交渉されるパターンです。こういうときは、少し値下げしてもいいかなと思いますね。

「買いたいんだけど、少し値下げしてもらえますか?」というパターンですね。こちらとしても痛みのない範囲で値下げして、お互い気持ちよく取り引きできます。

2つ目は、まだ買う気持ちが固まっていない人に、検討材料として値下げ可能か聞かれるパターンです。値下げの可能性だけ聞いてくる人もいますが、具体的な金額を言う人は、現実的なところで1、2割引きぐらいを提案してくる場合が多いと思います。

そういう交渉は悩みますね。確かに現実的にはそれくらいかもしれないけど、もうちょっと高く売りたいなあ、と思う絶妙な金額を言われたりして(笑)。

提示された金額やタイミングにもよりますが、中間の金額を提示して交渉してもいいですし、「出品したばかりなので、まだそこまでの値下げは考えていません」といった言い方で断ってもいいと思います。

交渉では具体的な希望金額を言ってもらう

慣れていないと「せっかく声をかけてくれたんだから...」と妥協しすぎてしまって、あとで後悔するんですよね。

値下げの可能性だけ尋ねられた場合は、「希望価格を提示していただければ、ご希望に添えるかどうかわかりませんが、検討はします」という趣旨の返事をして、具体的な金額を言ってもらうのがいいです。

出品者側から下げた金額を提示するぐらいなら、実際に価格設定を変えて(出品中の商品の価格は自由に変更可能)、買う人が現れるのを待ったほうが話が早いですね。希望価格を聞くと、たまに、驚くような値下げ幅の提案されることもありませんか?

それが3つ目のパターンだと思っていて、出品者にとって現実的ではない価格を提示される場合です。いきなり半額とか、とても応じられないなと思う金額を提示されたら、その中間で折り合うのも難しいと思います。「そこまでの値下げは考えていません」と、早めにお断りしたほうがいいかもしれません。

新機能「オファー」とは?

お金のことですし、そのあたりはドライに考えたほうがいいですよね。ところで最近、「オファー」という新しい価格交渉機能が搭載されたと聞きました。これはどういう機能なんでしょう?

「オファー」機能は、購入希望者が希望価格(オファー)を送って、24時間以内に出品者が承諾すれば取引成立、というものです。オファーの内容は当人どうし以外には見えず、出品者は売りたい相手がいたらオファーを承諾する形になります。ただ、現時点はまだテスト導入の段階なので、利用できる商品のカテゴリーが「インテリア・住まい・小物」だけに限られているんです。

対応するカテゴリーが限られるんですね。でも、複数の交渉が交錯して対応に困ってしまうようなことがないのは、気楽でよさそうです。

▼参考
オファー機能とは(メルカリ)

慣れないうちは「交渉なし」がおすすめ

実際のフリマでも、メルカリ上でも、価格交渉はおもしろい面もあると思います。でも、時間がかかるし、気を使ってしまう面もありますよね。

ぼくは、「とにかく早く手放したい」のではなく、ある程度値打ちがあると思う商品なら、値下げの余地も考えて最初はやや高めの価格にするのがいいと思います。もしも買い手が付かなければ、自分で徐々に値下げしていくこともできます。

コメントでの値下げ交渉では、実際だと複数の人から同時に異なる金額で値下げ交渉をされたり、「取り置きにしてほしい」(お金が用意できる日まで売らないでほしい)、「専用にしてほしい」(商品に「○○さん専用」と明記して、自分とだけ交渉してほしい。ほかの人に売らないでほしい)のような複雑な要望を受けたりすることもあります。

こうした交渉の詳細は長くなるので今回は割愛しますが、慣れないうちは戸惑ってしまいますし、慣れても正直なところ面倒です。対応するのが不安なら、「値下げ交渉には応じません」のように明記して、最初からお断りする姿勢を明確にしておくのがいいと思います。もしも買い手が付かなかったら、様子を見ながら少しずつ値下げしていくといいでしょう。

今回も少し送料について触れましたが、次回は、配送機能「メルカリ便」と送料について、詳しく紹介します。

・匿名での配送が可能!
・全国一律料金で送れる!
・伝票の記入が不要!

といった特徴を持つ、すばらしく便利なサービスをどのように使うのか、注目してください!

メルカリメルカリ
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Android(Google Play)

イラスト:沼田健

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