iPhoneの標準「天気」アプリで大気汚染の状態をチェック!
iOS 12の公開により、iPhone/iPadに標準でインストールされている「天気」アプリで、世界各地の大気汚染の状態がわかるようになりました。現段階ではまだ一部の都市しか対応していませんが、対応する都市では天気の詳細画面に「空気質指数」として大気汚染の程度が表示されます。
空気質指数(くうきしつしすう、英: Air Quality Index (AQI))または大気質指数とは、いくつかの国や地域で採用されている大気汚染の程度を示す指標。環境を担当する行政機関が市民に対して発表するもので、観測値だけではなく予測値も発表される地域がある。
(出典:Wikipedia「空気質指数」記事より)
以下の手順では、iPhoneの「天気」アプリで空気質指数を確認する方法と、目的の地域をアプリに登録する手順を解説します。操作は非常に簡単なので、ぜひ覚えておきましょう。
天気アプリで空気質指数を確認する方法
1[天気]アプリを起動する
iPhoneのホーム画面で[天気]アイコンをタップして、[天気]アプリを起動します。
2天気アプリの画面をスクロールする
[天気]アプリが起動したら、画面を上方向にスワイプして、画面を下にスクロールします。
3天気の詳細が表示された
画面が下にスクロールして、天気の詳細が表示されます。空気質指数に対応している地域であれば、この画面に空気質指数が表示されます。今回は空気質指数が表示されていないので、この地域が空気質指数の表示に非対応であることがわかります。
以上で、天気の詳細を確認する手順は終了です。東京都千代田区は空気質指数に非対応地域だったので、「天気」アプリで空気質指数を確認することができませんでした。編集部で検証したところ、現時点では日本の主要都市は空気質指数の表示にまだ対応していないようです。ここでは別の地域の天気を確認して、空気質指数がどのように表示されるのかチェックしてみましょう。
4新しい地域の追加をはじめる
[天気]アプリを起動して、画面右下のアイコンをタップします。
5天気アプリの登録地域の一覧画面が表示された
[天気]アプリに登録してある地域の一覧画面が表示されたら、[+]アイコンをタップします。
6天気を表示したい地域を検索する
登録する地域を検索する画面が表示されました。検索ボックスに地名を入力すると、下に候補が表示されるのでタップしましょう。ここでは中国の北京を検索しています。
7天気アプリに地域を登録できた
天気を見たい地域を登録できました。地名が正しく登録されていることを確認して、地名をタップしましょう。
8天気の詳細を確認する
地域の転記が表示されたら、画面を下にスクロールして天気の詳細を確認してください。空気質指数に対応する地域の場合、上の画面のように「空気質指数」と「空気質」が表示されます。北京は空気質指数に対応していることがわかり、その数値も表示されました。
空気質指数の値については、アメリカ合衆国の観光保護庁が汚染物質と濃度の指数の関係を以下のように定めています。
色 | 指数 | カテゴリ(健康影響) |
緑 | 0~50 | Good(良い) |
黄 | 51~100 | Moderate(並) |
橙 | 101~150 | Unhealthy for Sensitive Groups(敏感なグループにとっては健康に良くない) |
赤 | 151~200 | Unhealthy(健康に良くない) |
紫 | 201~300 | Very Unhealthy(極めて健康に良くない) |
栗色 | 301~500 | Hazardous(危険) |
出展はWikipediaの記事。
以上で、天気を確認したい地域を[天気]アプリに登録する方法と、空気質指数の確認方法を紹介できました。ここでは引き続き、ほかの地域もチェックしてみます。
成都(中国)の空気質指数
中国の成都です。空気質指数は「69」で、空気質は「良」と表示されました。
南京(中国)の空気質指数
中国の南京では、空気質指数は「43」で、空気質は「優良」でした。
ムンバイ(インド)の空気質指数
次はインドのムンバイです。空気質指数は高めで「173」に、空気質は「中程度の汚染」と表示されています。画面上部に表示されている地名の下にも、空気質指数が表示されていますね。
ニューデリー(インド)の空気質指数
ニューデリー(インド)の空気質指標は「179」と、今回チェックした都市の中ではいちばん高い数値が表示されました。空気質は「中程度の汚染」となっています。
以上で、iPhone標準の「天気」アプリで空気質指数を確認する手順の解説は終了です。ほかにも気になる地域がある人は、上記の手順を参考に空気質指数を確認してみるといいでしょう。