025 仕組みの理解

ビーコン式Web解析の仕組みを理解する

Web解析の方式は「Webサーバーログ式」「パケットキャプチャ式」「ビーコン式」の3つに大別でき、Googleアナリティクスはビーコン式の解析ツールです。ビーコン式とは、ページのHTMLソースにトラッキングコードを挿入することでWeb解析を実現する方式を指し、2017年現在で主流の方式となっています。ユーザーのサイト利用状況が、Googleアナリティクスでレポートとして閲覧できるまでのステップは以下の通りです。

ビーコン式Web解析の仕組みを理解する - できる逆引き Googleアナリティクス 増補改訂2版

  1. ユーザーがサイトにアクセスする(ブラウザーがページのリクエストを送信する)
  2. トラッキングコードが挿入されたページがブラウザーに表示される
  3. Googleアナリティクスのサーバーにトラッキングビーコンが送信される
  4. Googleアナリティクスのサーバーでトラッキングビーコンの情報が解析される
  5. 解析結果がGoogleアナリティクスのレポートに表示される

ポイント

  • サイト内にトラッキングコードが挿入されていないページがある場合、そのページからはトラッキングビーコンが送信されず、Googleアナリティクスでの解析処理も行われません。
  • Googleアナリティクスに限らず、ビーコン式の解析ツールでは解析対象の全ページにトラッキングコードを埋め込まないと正確なデータを計測できません。

Googleアナリティクスでは、ユーザーのブラウザーから送信されるトラッキングビーコンを基にWeb解析を行います。