続けてきたブログがきっかけで「できるシリーズ」を執筆

できるシリーズの25周年、誠におめでとうございます!

著者としてシリーズに関わらせていただくようになってから、すでに10年近くになります。ぼくは「ネタフル」というブログを書いて生活していますが、ブロガーとして自分が興味を持ったことを書き続けていたら、編集者さんから声をかけてもらったのが始まりだと記憶しています。

自分が誰かに何かを教える本を書くことになるとは、想像もしていませんでした。人生、思わぬきっかけで意外なことが「できた」り、「できる」ようになったりするものですね。

2003年から15年以上ブログを書き続けてきて、できるようになったことが、ほかにもあります。自分でもなかなかすごいなと思っているのですが、それは「超ポジティブシンキング」です。

ブログを書くうえでは、人生で起こるイベントのすべてがネタになります。旅行や買い物をすれば、その場所や商品のことを書きますし、失敗などネガティブな出来事も書き方次第でネタとして昇華でき、反省や対策まで書いておくことで、いつか誰かの参考にしてもらえるかもしれません。

ブロガー仲間には共感してもらえる「あるある」ですが、何かについて調べようと検索したら、自分のブログの過去記事がいちばん役に立った、ということもよくあります。人間は忘れやすい生き物で、ブログに書いておくのは、誰よりも自分のためになると言えるかもしれません。

印象的なネタに、2017年末の「iPhone X紛失事件」がありました。購入して数週間しか経っていないiPhone Xを失くしてしまって、さすがに2日間ほどはブログを書く気も起きないほど落ち込みました。しかし、気持ちを切り替えて二度と失くさないために対策を練り、反省点や紛失対策、紛失時にやるべきことなどを書くことができました。

高い取材費(?)になりましたが、なかなか実体験に基づいたiPhone紛失のことを書ける機会はありません、と超ポジティブに捉えています! 読者の方から「参考になりました」と声をかけていただいたこともあって、慰めになりました。

「iPhone 紛失」などのキーワードで検索したら、ネタフルでまとめた記事が見つかります。

ブロガーとして生きることは、すなわちネタを生み出し続けることです。40歳を過ぎても日々新しい体験や、新しくできるようになったこと、または、できないで反省したことがあるのは、おもしろいなとしみじみ思います。できなかったことは、次にはできるようになればいいわけですからね。

あなたがこれから、何か新しいことをやりたいと思ったときに、できるシリーズやぼくのブログがその一助となれたら、これ以上の喜びはありません。

コグレマサト
気になるモノとコトをひと回り拡張する『ネタフル』管理人。アルファブロガー2004/2006、第5回WebクリエーションアウォードWeb人ユニット賞受賞。浦和レッズサポーター。二児の父。
ブログ:ネタフル

主な「できるシリーズ」の著書

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