【ユーチューバー入門】は、親子で一緒に「YouTuber」のような動画を作って楽しむ方法を解説する連載です。同時に、インターネットを安全に使うための知識も身に付きます。毎週月~金曜日更新。

親子で楽しむユーチューバー入門 レッスン11撮影場所

撮影場所を準備するには

このレッスンでは、個人情報が映り込みにくく、撮影に向いている場所の選び方を紹介します。また、きれいに撮影できる場所も紹介します。

撮影する場所の選び方

動画の撮影では、撮影場所の選び方が大切です。個人情報が映り込みにくい場所やきれいに撮影できる場所を選びましょう。背景が真っ白な壁なら余計なものが映り込まず、安心して撮影できます。

また、できるだけ明るい場所や時間帯を選びましょう。暗く映ってしまう夜よりも、日中の方がきれいに撮影することができます。薄暗いところで撮ると、動画が暗くなって見にくい動画になってしまうこともあります。

動画には音も重要なので、テレビの音などが聞こえない静かな場所がオススメです。

HINT 屋外で撮るのはOK?

家などで撮ることが難しい場合は、屋外で撮っても構いません。屋外での撮影は、公園遊びや自然観察など様々なものが撮影できます。しかし、屋外で撮る時にも、注意点は変わりません。屋外では、背景に他の人が映り込む可能性があるので、注意しましょう。

HINT 白いカーテンやシーツでも良い

家の中での撮影で、理想的な場所を見つけることが難しいかもしれません。そのような時は、カーテンやシーツを使って工夫することで撮影に適した場所を作れます。無地のカーテンの前やシーツなどを後ろに垂らすことで個人情報を映り込みにくくできます。カーテンの前で撮影する時には、窓の外が映り込まないように注意しましょう。

テクニック 光の当たり方を考える

動画を撮る時には、明るさだけでなく、光の向きも大切です。光が正面から当たる「順光」や、斜めから当たる「斜光」の状態で撮影すると、顔が明るく映ります。

逆に、特に明るい場所を背にする「逆光」で撮ると、顔が真っ暗に映ってしまいます。家などで撮る時は、窓を背にして撮ると逆光になりやすいので注意しましょう。

正面から当たる「順光」

斜めから当たる「斜光」

後ろから当たる「逆光」

服装や周りにあるものに注意しよう

撮影場所が決まり、次に注意したいことは、「身に着けているもの」です。名札や小学校の体操服から、名前や通っている学校がわかってしまう可能性があります。

また身の回りにあるものから個人情報がわかってしまうこともあります。例えば、机の上にある買い物袋から、近所のスーパーの名前がわかってしまいます。撮影の時には、必要なもののみを身の回りに用意しましょう。

Point 後から撮り直すことになってしまう前に確認しよう

撮影の前に「撮影場所」「身に着けているもの」に問題がないか、きちんと確認しましょう。撮影後に個人情報が含まれていたことに気付くと、上手に撮れていても撮り直しをすることになります。

撮影場所を選ぶ時は、実際にiPadのカメラを使って見てみることをオススメします。意外な場所まで映り込んでしまうことがあるので注意しましょう。

また、服装については、撮影の時には毎回決まった服装をすることもオススメです。撮影用の服装を決めることで、誤って体操服で撮影してしまうことや、名札をつけたまま撮影してしまうことを防ぐことができます。