【Minecraftプログラミング】は、「Microsoft MakeCode for Minecraft」を利用してマインクラフトの世界でプログラミングを学ぶ連載です。毎週月~金曜日更新。

Minecraftプログラミング レッスン22ブロックを除去する

建物を建てる準備をしよう

地面をフラットにする

ピラミッドを作る前に、地面を整地して平らにし、木など上空のブロックを消去しましょう。このレッスンでは、[ブロックを並べる]ブロックを使って、プレイヤーを中心に縦9ブロック、横9ブロック分の地面を平らにします。また、上空9ブロックの領域にあるものを除去します。

地面に段差があると作業効率が悪い

プレイヤーの周りを平らにならす

1コマンドを設定する

HINT エージェントを使わない方法もある

大規模な建築をするときは、エージェントにブロックを並べさせるのではなく、[ブロック]カテゴリーの[ブロックを並べる]ブロックを使うと便利です。また、本書では説明していませんが[ビルダー]カテゴリーにも大規模な建築をするのに便利なブロックが格納されています。

2[ブロックを並べる]ブロックを選ぶ

間違った場合は?


[ブロックを並べる]ブロックは、すぐ下にある[文字を描く[HELLO]]ブロックと形がよく似ています。クリックするときに間違えないようにしましょう。

HINT [置き換え]はアイテムを回収できない

[ブロックを並べる]ブロックで[置き換え(replace)]を指定すると、どんなブロックでも指定したブロックに置き換えられます。このとき、もともとあったブロックはアイテムとしてドロップしません。アイテムとしてドロップさせたいときは[破壊]を指定しましょう。

3ブロックの種類を選ぶ

HINT 空間にしたいときは[空気]ブロックを並べる

[ブロックを並べる]ブロックを使って何もない空間を作りたいときは、[空気]ブロックを使います。このブロックは文字通りブロックを空気に置き換えるため、置いた後には何も残りません。

4開始する座標を指定する

5終了する座標を指定する

HINT プレイヤーの座標について理解しよう

マインクラフトはプレイヤーが画面の中を3Dで動くため、プレイヤーの位置を表す座標にx、y、zの3軸が利用されています。座標にはマインクラフトの世界でどこにいるかを表すワールド座標と、プレイヤーからの距離を表す相対座標の2つがあります。それぞれ、次のテクニックを参照してください。

テクニック ワールド座標とは

マインクラフトのワールドの中でどこにいるかを表す座標をワールド座標といいます。MakeCodeを起動するとワールド画面の左上に[位置:]として3つの数字が表示されます。

最初の数字がプレイヤーの東西の座標(x)を、次の数字が高さ(y)を、3つ目の数字が南北の座標(z)を表しています。画面に[位置:40、65、120]と表示されている場合、プレイヤーが真東に1ブロック移動すると「40」の表示が「41」に変わります。

テクニック 相対座標はプレイヤーからの距離を表す

相対座標はプレイヤーの位置を起点に、どのぐらい離れているかを示します。絶対座標と同様に東西がx、高さがy、南北がzであり、「~5~0~-5」のように表されます。

数値の増減はワールド座標と同じ法則で、xが正の値のときはプレイヤーから見て東方向、負の値のときは西方向を示します。この座標はプレイヤーの向きとは関係がないことを覚えておきましょう。

テクニック テレポートコマンドを使ってみよう

マインクラフトのテレポートコマンドを使うと、相対座標の考え方を簡単に理解できます。下記の手順を参考に、現在の地点から上空にテレポートしてみましょう。

なお、横方向にテレポートすると、ほかのブロックに生き埋めになる場合があります。十分に高いところまで移動してからテレポートしましょう。