【Minecraftプログラミング】は、「Microsoft MakeCode for Minecraft」を利用してマインクラフトの世界でプログラミングを学ぶ連載です。毎週月~金曜日更新。
変数を使った繰り返し処理
ピラミッドを完成させるには
繰り返し処理でピラミッドを作れる
レッスン26までで、ブロックを並べる範囲を変数に置き換えられました。このレッスンでは繰り返し処理を使って、ブロックが積まれる範囲を減らしながら、1段ずつ高く積み上げられるように設定します。
ピラミッドの一番上の段は3×3ブロックになることが決まっており、下の段に行くほどブロックが増えます。つまり、1段目に並べるブロックが多いほど頂上も高くなります。
規則的にブロックを積まないと正確なピラミッドにはならない
変数を使った繰り返し処理で頂上まで自動的に作成できる
1変数を追加する
HINT 繰り返し回数を決めるための変数を作る
変数[ピラミッドの高さ]は繰り返しの回数を決めるために使います。このプログラムではちょうど、プレイヤーからピラミッドの端までの距離とピラミッドの高さが同じブロック数になりますが、1つの変数で表すと繰り返しの処理が正しく動作しません。
2変数の値を指定する
3繰り返し処理を設定する
間違った場合は?
ここで作るプログラムは複数の変数が使われているので、間違いがないようによく確認しましょう。もし途中で分からなくなったり、プログラムが動作しなくなったりしたときは、練習用ファイルを使ってやり直しましょう。
HINT 繰り返し処理の中で同じ変数を使わない
手順3で[くりかえし[4]回]ブロックに変数[ピラミッドの高さ]を組み込んでいますが、接続している[ブロックを並べる]ブロックには変数[ピラミッドの高さ]ブロックが使われていないことに注意してください。
繰り返し処理の回数を変数で指定する場合は、繰り返し処理の中で変数の値を変更するとプログラムが正しく動作しません。変数の種類をよく確認して操作しましょう。
4ブロックの高さを変数で指定する
5ピラミッドの高さを変数で指定する
HINT 連動する数値としない数値に注意しよう
変数[ピラミッドの高さ]と[ピラミッドの長さ]は連動するため、1段積み上がるごとに1ブロックずつ減ります。一方、変数[ブロックの高さ]はこの2つの変数とは連動せず、プレイヤーの頭上からスタートして1段積み上がるごとに高さが1ブロックずつ増えていきます。それぞれの変化を把握して、変数を増減しましょう。
間違った場合は?
手順5まで実行すると、底辺の長さが9ブロック、高さが4段のピラミッドが出来上がります。プログラムが動作しなかったり、途中で止まってしまったりする場合は、変数の種類や繰り返し処理の内容、座標の数値などを1つずつチェックして修正しましょう。
テクニック ピラミッドの大きさをコマンドで指定しよう
レッスン21と同様に、チャットコマンドのパラメーターを追加してピラミッドの高さを変更できます。
[チャットコマンド["pyramid"]を入力した時]ブロックの[+]マークをクリックして変数を追加しましょう。チャットコマンドで「pyramid 10」と入力すると高さが10段のピラミッドを作れます。
ただし、大きな値を指定すると地形が変わるほどのピラミッドになるので注意しましょう。