【Minecraftプログラミング】は、「Microsoft MakeCode for Minecraft」を利用してマインクラフトの世界でプログラミングを学ぶ連載です。毎週月~金曜日更新。

Minecraftプログラミング レッスン51ブロックをある地点に置く

マグマをランダムに発生させるには

闘技場にマグマの滝を作る

バトルに緊張感を出すため、闘技場の上空から溶岩を滝のように降らせます。発生する場所はランダムにしますが、闘技場以外にマグマが出現しないように調整します。

闘技場を作ったときと同様にワールド座標を使い、プレイヤーが移動しても溶岩の滝が出現する範囲が変わらないように設定します。

プレイヤーを別の場所に移動させて闘技場を作っておく

[start]コマンドの実行で、闘技場の上のみマグマの滝が出現する

1ブロックを選択する

HINT ブロックを任意の場所に置ける

[ブロックを~[0]~[0]~[0]の地点に置く]ブロックを使うと、指定した座標にブロックを1つだけ置けます。[ブロックを並べる]ブロックとの違いを覚えておきましょう。

2[溶岩]ブロックを選ぶ

HINT [水]ブロックでも代用できる

[溶岩]ブロックの代わりに[水]ブロックで滝を作ることもできます。[溶岩]ほど致死率は高くありませんが、闘技場の下に水が流れ落ちるので、プレイヤーは流されないように移動し続ける必要があります。[溶岩]ブロックと[水]ブロックを使ったときの違いは、記事の最後のテクニックも参照してください。

3ランダムな座標を設定する

HINT 闘技場の中にのみマグマが流れるようにする

[溶岩]ブロックは落下してほかのブロックに接すると、4ブロックまで広がる性質があります。このレッスンでは闘技場から[溶岩]がこぼれ落ちないように、闘技場の端から5ブロックずつ内側に[溶岩]の滝が出現するように設定します。

4ワールド座標に変更する

5変数を使って数値を指定する

HINT プレイヤーの頭上1ブロックから発生させる

[溶岩]ブロックが発生する範囲は、最も低い部分でプレイヤーの頭上1ブロックに設定します。溶岩は粘度が高くゆっくりと流れるため、仮にプレイヤーの頭上に出現しても素早く回避できます。なお、対戦バトルをプレイするときは周囲の状況を把握するため、三人称視点に変更するといいでしょう。

HINT 闘技場のほぼ全体がマグマに覆われる

[溶岩]ブロックが発生する範囲の指定後は、手順6で繰り返し処理を設定します。ゲームが終了するまで絶え間なく繰り返させるため、闘技場は縁の部分を除いてマグマに覆われます。

6繰り返し処理に設定する

HINT [溶岩]の発生を一定の間隔にできる

[溶岩]が闘技場を埋め尽くす時間をゆっくりにすると、より緊迫感のあるバトルが楽しめます。[ループ]カテゴリーの[一時停止(ミリ秒)[100]]ブロックを、[溶岩]ブロックを発生させる処理の直後に接続します。[100]に「1000」を入力すると1秒、「10000」を入力すると10秒間隔で[溶岩]が発生するようになります。

テクニック 闘技場の様子を確認しよう

何もない場所に移動してから、「field」「start」の順にコマンドを入力すると、闘技場が作られてプレイヤーがワープし、頭上から[溶岩]の滝が降り注ぎます。

[space]キーを2回押して空を飛び、離れた所から闘技場の様子を確認してみましょう。下の画面のように、[溶岩]の場合は闘技場の隅に安全地帯ができ、[水]の場合はプレイヤーが流されて落下する可能性が高くなっています。