大量のデータ通信を自動で抑えてくれる

iPhoneをWi-Fiに接続していないのに、うっかりアプリをダウンロードしてしまったり、動画を見続けてしまったりしたこと、ありますよね。

そのような使い方をモバイル通信時にしてしまうと、キャリアや格安SIMなどで契約している月々の通信容量、通称「ギガ」をすぐに使い果たしてしまいます。

「うっかりギガ不足」を防ぐため、ぜひ試してみたいのがiOS 13の「省データモード」。オンにすることで、モバイル通信で大量のデータ通信を伴う操作をしたときにメッセージを表示したり、動画の品質を自動的に落として通信量を抑えたりできます。

標準ではオフになっているので、以下の方法でオンにしましょう。

モバイル通信の省データモードをオンにする

1[モバイル通信]画面を表示する

iPhoneの省データモードとは? モバイル通信での「うっかりギガ不足」を防止できる

[設定]アプリを起動し、[モバイル通信]をタップします。

2オプション画面を表示する

iPhoneの省データモードとは? モバイル通信での「うっかりギガ不足」を防止できる

[通信のオプション]をタップします。

3[省データモード]をオンにする

iPhoneの省データモードとは? モバイル通信での「うっかりギガ不足」を防止できる

[省データモード]をオンにします。設定はこれだけで、特にアイコンが表示されることはありません。

4アプリのダウンロードを試して確認する

iPhoneの省データモードとは? モバイル通信での「うっかりギガ不足」を防止できる

試しにApp Storeでアプリをダウンロードしようとすると、上のようなメッセージが表示されます。いま必要ではないアプリを、うっかりダウンロードしてしまうことを防げますね。


省データモードをオンにすると、主に以下の働きによってデータ通信が抑えられます。

  • 使用していないアプリでのデータ通信の抑制
  • アプリのバックグラウンド更新の停止
  • 動画をストリーミング再生するときの品質低下
  • 自動ダウンロードと自動バックアップの無効化
  • 写真のiCloudへのアップロードの停止

モバイル通信の省データモードをオンにしてもWi-Fiには影響しないので、これらを伴う操作は、自宅などでのWi-Fi接続時に行うようにすれば問題ないでしょう。

なお、省データモードはWi-Fi通信時に対して設定することもできます。モバイルWi-Fiルーターを使用しているときなど、Wi-Fiでも通信量を節約したいときには、モバイル通信とあわせてオンにしてください。

iPhoneの省データモードとは? モバイル通信での「うっかりギガ不足」を防止できる

[設定]→[Wi-Fi]→ 接続しているネットワークを選択 →[省データモード]をオンにすると、Wi-Fiでも省データモードを利用できます。