パソコンのラベルを見るより確実な方法がある

2020年1月14日、Windows 7の延長サポートが終了しました。

TVのニュース番組などでも盛んに報道されているので、パソコンの買い替えが必要なのかどうか、不安に感じている人も多いでしょう。「早く買い替えなきゃ！」と焦っている人もいるかもしれませんね。

しかし、ちょっと待ってください。

現在お使いのパソコンは、本当にWindows 7ですか？

パソコンの本体には、インストールされているWindowsのバージョンが分かるラベルが貼られていることがあります。例えば、以下のようなものです。

ノートパソコンではキーボードの手前側に、このようなラベルがよく貼ってあります。デスクトップパソコンでは、本体正面のパネル部分で見かけます。

また、ノートパソコンの背面には、Windowsのバージョンに加えてプロダクトキーが記載されたラベルが貼られていることがあります。デスクトップパソコンでは、本体裏面や上面にあります。

こうしたラベルに「Windows 7」と記載されていれば、パソコンを購入したときのバージョンはWindows 7だった、ということが分かります。

ただし、ラベルが「Windows 7」でも、現時点で実際にインストールされているバージョンは異なる場合があります。現在の最新バージョンであるWindows 10は、2015年7月のリリースから1年間、Windows 7からの無償アップグレードが可能でした。これを実施していれば、すでにWindows 10がインストールされており、古いパソコンでも早急に買い替える必要はない、ということになります。

【Windows Tips】第33回では、今使っているパソコンのことが分からない、以前にアップグレードしたかどうか覚えていない人のために、Windowsのバージョンを確認する方法を紹介します。ラベルだけでは分からない、正確なWindowsのバージョンがすぐに分かりますよ。

Windowsのバージョンを確認する方法

1OSのバージョンを表示する

［Windows］＋［R］キーを押して［ファイル名を指定して実行］の画面を表示します。続いて「winver」と入力して［OK］ボタンをクリックします。

2OSのバージョンを確認する

OSのバージョンが表示されました。「Windows 10」では、このように表示されます。この場合、すでに最新バージョンのWindowsがインストールされているので、すぐにパソコンを買い替えたりする必要はありません。

「Windows 7」では、このように表示されます。この場合、セキュリティ面での不安があるため、Windows 10へのアップグレード、またはパソコンの買い替えが強く推奨されます。

とても簡単、かつひと目で分かるので、ぜひお試しください。

なお、Windows 7からWindows 10へのアップグレードは、現在では原則として有償です。また、5年以上使っているパソコンでは、Windows 10にアップグレードしても、動作が遅く快適に利用できない可能性があるので、パソコンの買い替えを検討してください。