【パソコン仕事術】は、毎日のパソコン仕事を時短できる、WindowsやOffice、インターネットのワザを紹介します。月~金曜日更新。
目立たせたい部分には余白・濃さ・線を使う
効果:
時短レベル:4過剰にならず効果的な装飾のコツを押さえる
見出しや重要な情報など、文書中の目立たせたい部分を強調するとき、どの効果を使うか迷うことも多いでしょう。そのようなときは「余白」「濃さ」「線」の3つの効果で目立たせることを基本方針としましょう。
「余白」は、重要な語句の周囲に空行やスペースを多めにとることで、真ん中にある文字に視線を集めます。3つの中でも強調の効果はもっとも大きいですが、広いスペースが必要になるため、使いどころは厳選しましょう。
「濃さ」は、太字や記号(主に「■」「●」「★」などの塗りつぶされた記号)で通常の文字よりもインクの色が強い部分を作って目立たせます。色を使ってもいいですが、ビジネス文書はモノクロで印刷されることも多いので、色に頼りすぎないようにします。
「線」は、本文中の特に重要な部分に下線を引いたり、見出しを線で囲んだりして、周囲とは異なる部分だと認識させて目を引きます。
余白で強調する
濃さで強調する
線で強調する
いずれの効果も、使いすぎは逆効果です。特に、余白が多すぎると情報密度が低い、質の悪い文書に見えてしまうので注意しましょう。もっとも重要な部分の見出しや、文書の結論などに絞って使うのが効果的です。
濃さや線による強調は、強調した部分だけを拾い読みすれば最低限の必要な情報が分かるように作るのがコツです。強調した箇所が多すぎて話がぼやけるようであれば、減らしていきます。
ワザの「効果」は、次の「時短3原則」のどれに該当する効果が得られるかを表します。
操作の手数を減らし、作業を短時間で完了させる
データ整理や作業の方法をルール化し、ムダをなくす
ミスやトラブルによる時間の損失を未然に防ぐ
「時短レベル」は、ワザから得られる総合的な効果の大きさを1~7の7段階で表します。