メールには3つの形式がある

Outlookは、テキスト形式、HTML形式、リッチテキスト形式の3種類の形式のメールを扱えます。このうち、最も一般的に使われているのがHTML形式です。また、テキスト形式のメールもよく使われます。リッチテキスト形式はあまり使われることはありません。

HTML形式がワードプロセッサ文書のように、写真などを挿入するなど自在にレイアウト、文字装飾ができるのに対して、テキスト形式は基本的な文字情報のみで構成されたメールとなります。どちらの形式を使ってもかまいませんが、既定値はHTML形式となっています。

豊かな表現が可能なHTML形式

HTMLメールは、ワードプロセッサでの文書作成と同様に、文字情報だけではなく、ビジュアル要素などを加え、読みやすくレイアウトすることができます。編集もMicrosoft Wordとほとんど同じ操作で可能なので、カンタンに見栄えのよいメールを作成できます。

今となってはHTMLメールが正しく表示できないメールアプリはありませんが、かつてはそのようなアプリのためにテキスト形式でのやりとりが推奨されてきましたが、今は、そのような配慮の必要はなくなりました。

シンプルに内容だけを伝えるテキスト形式

装飾のない文字のみで構成されたシンプルなメールを作成します。表示される文字のサイズ等は相手の環境に依存します。図や表などを添えるには、ファイルを別途添付します。

テキスト形式は、どんなメールアプリでも正しく表示できるため、かつてはメールによるコミュニケーションの基本形式として愛用されましたが、近年は、各種デバイスとアプリの高機能化により、HTMLに標準形式の座を譲り渡すことになりました。とはいえ、今なお、シンプルさを強調するために広く使われています。