企業、学校向けExchangeサービスの紹介
Outlookの機能をフルに使うには
予定やタスクを共有してコラボレーション
これまでの章では、自分のメールや予定、タスク、連絡先などを管理してきました。Outlookは、これらをチームメンバーと共有することもできます。
例えば、今までは複数のメンバーで会議をしたいときに、予定を調整するメールを何度もやりとりして、全員が出席できる日時を決めていました。予定表が共有されていれば、メンバー全員の空いている日時はすぐに分かります。
Outlookなら、相手の予定表のその時間に会議の仮予約を入れることもできます。
会議の予定の例
コラボレーションはExchangeサービスで
このようなコラボレーション機能を実現するには、メールサービスのシステムとして、「Microsoft Exchange」が使われている必要があります。
実際に多くの企業や学校で、Microsoft Exchangeが採用されています。Exchangeサービスは、次の2つに大別されます。
一般法人、教育機関向けのクラウドサービス「Exchange Online」
企業向けの自社内運用サービス「Exchange Server」
利用者は、特にこの違いを意識する必要はありませんが、Exchangeサービスを利用していない場合は、Exchange Onlineを個人で使うこともできます。
個人や家族でも使えるExchangeサービス
ExchangeはクラウドサービスのMicrosoft Exchage Onlineとしても提供され、個人でも月額430円/1ユーザー(税別:2019年7月現在)で利用できます。
PC単体、あるいはOutlook.comでは提供されていない機能を利用でき、メール、予定表、タスク、メモ、連絡先を統合的に管理し、すべてのアイテムを連携させて使うことができます。
さらに、Webブラウザー、Android、iOSなどのあらゆる機器から利用できるといった特徴があります。コラボレーション機能が特徴なので、Outlookの真価を発揮するには、家族の分も契約する必要があります。契約には、Microsoftアカウントとクレジットカードが必要です。
Exchange OnlineのWebページ
https://products.office.com/ja-jp/exchange/exchange-online
HINT タスクや連絡先も共有できる
Point チームで使うと何ができるの?
Exchageサービスの最たる特徴は、予定表や連絡先の共有などチームでの共同作業ができる点にあります。グループスケジュール、会議室、機材の予約などのリソース管理などは、コラボレーションシステムならではのものです。