68企業、学校向けExchangeサービスの紹介

Outlookの機能をフルに使うには

予定やタスクを共有してコラボレーション

これまでの章では、自分のメールや予定、タスク、連絡先などを管理してきました。Outlookは、これらをチームメンバーと共有することもできます。

例えば、今までは複数のメンバーで会議をしたいときに、予定を調整するメールを何度もやりとりして、全員が出席できる日時を決めていました。予定表が共有されていれば、メンバー全員の空いている日時はすぐに分かります。

Outlookなら、相手の予定表のその時間に会議の仮予約を入れることもできます。

会議の予定の例

コラボレーションはExchangeサービスで

このようなコラボレーション機能を実現するには、メールサービスのシステムとして、「Microsoft Exchange」が使われている必要があります。

実際に多くの企業や学校で、Microsoft Exchangeが採用されています。Exchangeサービスは、次の2つに大別されます。

一般法人、教育機関向けのクラウドサービス「Exchange Online」

企業向けの自社内運用サービス「Exchange Server」

利用者は、特にこの違いを意識する必要はありませんが、Exchangeサービスを利用していない場合は、Exchange Onlineを個人で使うこともできます。

個人や家族でも使えるExchangeサービス

ExchangeはクラウドサービスのMicrosoft Exchage Onlineとしても提供され、個人でも月額430円/1ユーザー(税別:2019年7月現在)で利用できます。

PC単体、あるいはOutlook.comでは提供されていない機能を利用でき、メール、予定表、タスク、メモ、連絡先を統合的に管理し、すべてのアイテムを連携させて使うことができます。

さらに、Webブラウザー、Android、iOSなどのあらゆる機器から利用できるといった特徴があります。コラボレーション機能が特徴なので、Outlookの真価を発揮するには、家族の分も契約する必要があります。契約には、Microsoftアカウントとクレジットカードが必要です。

Exchange OnlineのWebページ
https://products.office.com/ja-jp/exchange/exchange-online

HINT タスクや連絡先も共有できる

予定表と同様、連絡やタスクも共有できます。タスクなら[新しいタスク]ウィンドウで[タスクの依頼]ボタンから、連絡先なら、連絡先を表示した画面で[連絡先の共有]ボタンから共有できます。

Point チームで使うと何ができるの?

Exchageサービスの最たる特徴は、予定表や連絡先の共有などチームでの共同作業ができる点にあります。グループスケジュール、会議室、機材の予約などのリソース管理などは、コラボレーションシステムならではのものです。