テレビ番組でも使われる通話アプリ「Skype」とは？ 特徴と機能

テレビ番組のリモート出演者がよく利用している「Skype」（スカイプ）は、どのような特徴を持つのでしょうか？マイクロソフトが提供するビデオ／音声通話アプリの概要と、基本的な機能、使い方を解説します。

テレビ番組で、リモート出演している出演者の画面に「Skype」（スカイプ）という文字を見る機会が多くなっています。Skypeとはマイクロソフトが提供しているWeb会議やビデオ通話、音声通話のための無料アプリです。

ビジネス用に利用される機会もありますが、このSkypeとは、どのような特徴を持つアプリなのでしょうか？

Skypeのファミリーとアプリのダウンロード

Skypeとは、マイクロソフトが提供するビデオ通話／音声通話用アプリです。その歴史は意外と古く、ルクセンブルグのスカイプ・テクノロジーズが正式提供を開始したのが2004年でした。

2011年にマイクロソフトに買収され、現在ではWindowsに標準搭載されています。また、Mac、iPhone、Androidなど主要な環境でアプリを利用でき、お互いにビデオ通話や通話が可能です。

また、現在利用する機会は多くありませんが、一般の電話にかけて通話（スカイプアウト）したり、電話番号を取得して電話を受けることも可能です（電話関連の機能は有料）。

Skypeには、以下のようなファミリーがあります。

通常のSkypeアプリです。前述のようにWindows、Mac、Android、iPhoneなどで利用できます。

2020年4月より提供開始された、簡単にWeb会議ができるサービスです。主催者も招待を受けるほかのユーザーも全員サインアップ不要、アプリのインストールも不要で、以下のページで設定した会議のURLを共有するだけで会議を開始できます。

英語圏では「Meet Now」（すぐに会議をする）、日本語のサービスでは「会議」と呼ばれています。

通話するメンバーの管理や、有料サービス用のクレジット残高を管理するサービスです。Webブラウザーから利用します。

映像コンテンツ制作のためにSkypeを利用することも可能です。放送局向けに販売されている「Skype TX」というハードウェアを利用することで、多数のSkypeユーザーとつながった映像番組の制作が可能になります。

かつて提供されていたビジネス向けSkypeです。現在はマイクロソフトのグループウェア「Microsoft Teams」の一部として提供されています。

Windows 10に標準でインストールされているSkypeアプリを見てみましょう。Microsoftアカウントでログインし、ほかのユーザーとのチャットや通話を行います。連絡先を利用し、電話をかけることも可能です。

［チャット］［通話］［連絡先］［通知］のメニューから、主要な機能を切り替えます。

ビデオ会議を行うには、［チャット］の［会議］をクリックし、生成されたURLをメンバーと共有します。招待されたメンバーは、Microsoftアカウントがなくても利用可能です。

Sskypeの「会議」では、以下の手順のようにして生成した会議のURLを共有することで、会議の主催者も、招待を受けた参加者もMicrosoftアカウントを使わずにビデオ会議を開始できます。

会議のWebページで［トピック］に会議の名前や議題を入力し、［無料の会議を作成］をクリックします。

会議のリンク（URL）が生成されました。［招待を共有］をクリックすると、URLをコピーしたり、メールで送信したりできます。すぐに会議を始めるには、続けて［通話を開始］をクリックします。

名前を入力して会議を開始すると、このような会議の画面に切り替わります。［通話を開始］をクリックするとビデオ会議を開始できます。