パソコンのサブ機としてWeb会議でも活躍

緊急事態宣言が解除されましたが、新型コロナウイルスは終息したわけではなく、テレワーク(リモートワーク/在宅勤務)の継続や併用を推奨する職場も多いでしょう。社内外でのミーティングをWeb会議(ビデオ会議)で行うことは、今後も続いていくと思われます。

Web会議では、定番のツールとしてZoom」(ズーム)が知られています。通常はPCから参加することが多いと思いますが、自宅などにiPadやAndroidタブレットがあるなら、PCのサブ機として活用してみてはいかがでしょうか?

ディスプレイが2つになると、Web会議の実施中に別のファイルなどを参照するのが便利になります。10インチ以上ある大画面のタブレットなら、大人数でのWeb会議でも不自由はないでしょう。

ここではiPadを例に、ZoomのWeb会議を主催し、参加者を招待する方法を解説します。あわせて、自分が招待されたときの参加方法についても見ていきましょう。

アプリのダウンロード

ZOOM Cloud Meetings
iPad(App Store)
Android(Google Play)

Zoomのアカウントを作成する

ZoomでWeb会議を主催するには、Zoomのアカウントが必要です。アプリから作成しておきましょう。

1Zoomのアカウントを作成する

【Zoom】タブレットでWeb会議を主催する

Zoomのアカウントがない状態で[Zoom]アプリを起動すると、このような画面が表示されます。[サインアップ]をタップします。

2誕生日を入力する

【Zoom】タブレットでWeb会議を主催する

誕生日を入力して[確認]をタップします。

3メールアドレスと氏名を入力する

【Zoom】タブレットでWeb会議を主催する

メールアドレスと氏名を入力して[サインアップ]をタップします。

4メールを確認する

【Zoom】タブレットでWeb会議を主催する

[OK]をタップして、[Zoom]アプリをいったん終了します。先ほど入力したメールアドレス宛てにアカウント情報を確認するメールが届くので、メールに記載されているURLをタップして、アカウントを有効にしてください。

Zoomのアカウントを有効にして[Zoom]アプリを起動すると、サインインした状態のホーム画面に切り替わります。Web会議の作成やスケジュールの管理ができるようになります。

【Zoom】タブレットでWeb会議を主催する

[新規ミーティング]などのボタンが並んだホーム画面が表示されました。

新しいWeb会議を作成する

さっそく新規のWeb会議(ミーティング)を開催してみましょう。ここからは画面を横向きにして操作しています。

1新規のWeb会議を開催する

【Zoom】タブレットでWeb会議を主催する

Web会議を主催するには、ホーム画面で[新規ミーティング]のアイコンをタップします。

2Web会議を開始する

【Zoom】タブレットでWeb会議を主催する

[ミーティングの開始]ボタンをタップします。なお、画面中央の[個人ミーティングID(PMI)の使用]は、Zoomアカウントに紐付く個人的なスペースと考えてください。業務上のWeb会議では「オフ」にしておきます。[ミーティングの開始]ボタンから開始されたWeb会議には、使い切りのIDが振られ、終了後はその会議にアクセスできなくなります。

3通話を許可する

【Zoom】タブレットでWeb会議を主催する

Web会議が開始されると、通話を許可するかどうかのメッセージが表示されます。[インターネットを使用した通話]をタップします。もし[キャンセル]をタップしてしまった場合は、Web会議の開始後、画面右上に表示される[オーディオ]のアイコンをタップして、音声の使用を許可してください。

4Web会議へ参加者を招待する

【Zoom】タブレットでWeb会議を主催する

Web会議が開始されました。[参加者]をタップして、参加者一覧を表示します。まだ主催者しかいませんね。[招待]をタップします。

5Web会議のリンクURLをコピーする

【Zoom】タブレットでWeb会議を主催する

メニューが表示されました。このWeb会議のリンクURLをどのように伝えるかの選択肢です。[招待リンクをコピー]をタップして、参加者へメールなどで連絡します。Web会議への参加要求が届くまで待ちます。

5待合室を表示する

【Zoom】タブレットでWeb会議を主催する

招待者からの参加要求が届くと、ポップアップのメニューが表示されます。[許可する]を直接タップしても構いませんが、ここでは待合室を表示してから、Web会議への参加を許可します。[待合室を表示]をタップします。

6Web会議への参加を許可する

【Zoom】タブレットでWeb会議を主催する

待合室が表示されました。参加要求をしている参加者を確認して、[許可する]ボタンをタップします。[参加者]をタップして、待合室を閉じてください。
ほかの参加者がいる場合は、同様に操作してください。ただし、基本プランで3人以上のWeb会議は、40分に限定されるので注意してください。

7Web会議が開始された

【Zoom】タブレットでWeb会議を主催する

Web会議が開始されました。画面中央の大きなイメージが参加者に切り替わります。Web会議を終了する場合は、画面左上の[終了]をタップします。なお、意図しない参加者を許可してしまった場合は、本記事末尾のHINTを参考に削除可能です。

Web会議に参加する

Web会議への参加方法も確認しておきましょう。ここではiPadを例にしていますが、スマートフォンやパソコンでも同様の操作で、Web会議に参加できます。

1Web会議のURLを開く

【Zoom】タブレットでWeb会議を主催する

Web会議への参加を要求するメールが届きました。URLをタップします。

2Web会議へ参加する

【Zoom】タブレットでWeb会議を主催する

タブレットやスマートフォンの場合は、[Zoom]アプリが起動し、ユーザー名を入力する画面が表示されます。パソコンの場合は、標準のWebブラウザーが起動して、[Zoom]アプリを起動するかどうかの確認メッセージが表示されます。続けて、相手が認識できる名前を入力して[続行]をタップします。なお、Zoomにログイン済みの場合は、この画面は表示されません。

【Zoom】タブレットでWeb会議を主催する

ビデオのプレビューが表示されます。ここでは[ビデオ付きで参加]をタップします。音声のみで参加したい場合は[ビデオなしで参加]をタップしてください。相手がWeb会議への参加を許可すれば、Web会議が開始されます。

テレワークの普及に伴って、Web会議は避けられない状況ですよね。この機会に、無料で作成できる基本プランのZoomアカウントを用意しておいてはいかがでしょうか。

HINT参加者を削除するには

開催中のWeb会議に不適切な参加者は削除可能です。参加者の一覧から該当の参加者をタップして[削除]を選択します。一度削除された参加者は、同じWeb会議に再度参加することはできません。

【Zoom】タブレットでWeb会議を主催する

開催中の画面右上の[参加者]をタップして、参加者の一覧を表示します。該当の参加者をタップして[削除]をタップします。

HINT画面を分割表示するには

標準の状態では、画面右下に主催者、追加した参加者のサムネイルが並びます。画面を分割表示したいときは、画面左の[ギャラリービューに切り替える]をタップします。

【Zoom】タブレットでWeb会議を主催する

画面左の[ギャラリービューに切り替える]をタップします。

【Zoom】タブレットでWeb会議を主催する

画面が分割表示に切り替わりました。発言中の参加者は、緑色の枠が付きます。[現在発言中の方に切り替える]をタップすると、発言中の参加者に画面が切り替わります。