※この記事は、インプレス刊の書籍「できるテレワーク入門 在宅勤務の基本が身に付く本」から抜粋しています。
テレワークの定義と社会的意義
テレワークって何?
テレワークの定義
業種などによって、少しずつ違いますが、これまではほぼ毎日、決められた時間にオフィスなどに出向き、さまざまな業務をこなす働き方が一般的でした。これに対し、働き方の変化により、最近では離れた場所から同じような業務をこなすワークスタイルが増えてきました。
オフィスから離れた場所「遠い」を意味する「Tele」を組み合わせ、こうしたワークスタイルを「テレワーク(Tele-Work)」と呼んでいます。「在宅勤務」や「モバイルワーク」、「ノマドワーカー」など、さまざまな呼び方があります。
なぜ、テレワークなのか
新しいワークスタイルとして、テレワークが注目されている背景には、いくつかの理由があります。たとえば、テレワークは災害など、非常時においても普段と変わらない業務が継続できるというメリットがあります。テレワークによって、通勤や取引先への移動などが少なくなるため、環境への負荷を抑えることができ、時間も有効活用できます。
企業の視点で見ると、オフィスなど、働く場所に縛られないワークスタイルを提案することで、新しい人材を確保したり、新しい雇用を創出したりできます。