16時ごろ開始、17時ごろ最大に
月によって太陽の一部が隠される天文現象「部分日食」が、2020年6月21日(日)の夕方、日本全国で見られます。
本記事執筆時点での天気予報では、北海道・東北・関東地方にかけては雲が多く、観測が難しいかもしれません。一方、中部地方から西側では薄曇りとなり、近畿・中国地方では晴れる場所もあるなど、観測のチャンスがありそうです。あらかじめ正確な時刻や方角を調べておき、見逃さないようにしたいですね。
天体望遠鏡などのメーカーとして有名なビクセン(Vixen)では、日食のシミュレーションができる無料アプリ「Solar Book」を提供しています。スマホにインストールしておけば、現在地で日食が見える時刻がすぐにチェックできるのでオススメです。
iPhoneやAndroidスマートフォンから、日食の様子を手軽にシミュレートできます。
以下でアプリの使い方を見ていきましょう。
アプリのダウンロード
Solar Book
iPhone(App Store)
Android(Google Play)
日食の開始・最大の時刻を調べる
1位置情報の利用を許可する
iPhoneの画面を例にします。Solar Bookを起動し、[Appの使用中は許可]などをタップして位置情報の利用を許可してください。
2チュートリアルを終了する
最初はチュートリアルが表示されます。[?]をタップして非表示にしておきます。
3日食の一覧を表示する
左上にある日食のアイコンをタップします。
42020年6月21日の日食を選択する
[2020/06/21 金環食]をタップします。日本では部分日食ですが、エチオピア、パキスタン、インド、中国、台湾などでは金環食が見られます。
5日食の連続イメージを表示する
現在地(ここでは東京)において日食が最大となる時刻と、そのときの日食の様子が表示されました。夕方なので、方角は西になります。続いて右下のアイコンをタップします。
6縮小して表示する
現在地における日食の開始から終了までの様子が表示されました。画面をピンチインして縮小してみましょう。
7詳しい方角を確認する
方角まで見えるようになりました。西から北西に向かって太陽が沈むなかで、日食が進んでいくことがわかります。
なお、日食を実際に観測するときは、肉眼では見てはいけません。「日食グラス」などを使って、安全に観測するようにしてください。