実際のWebページと同じ感覚で閲覧できる

Webサイトを見ていて、ページの内容を端末に保存したいと思うことはありませんか? 特に、公開期間が限られているページでは、後からアクセスしようとしても閲覧できなくなっている場合も少なくありません。

手っ取り早くWebページの見た目を保存する方法にはスクリーンショットもありますが、テキストのコピーをしたい場合には向きません。また、複数枚撮影しなければならないケースも多く、データの管理もしにくくなります。

iPhoneを使うと、さまざまな方法でWebページを保存できます。OneNoteやEvernoteなどのメモアプリを使った方法もありますが、標準機能でも実現可能で、有料記事や会員限定サイトにも有効です。保存形式は、PDF形式かWebアーカイブ形式のいずれかを選択できます。

ここでは、iPhoneの標準機能を使い、実際のWebページと同じ形式でデータを閲覧できる、Webアーカイブ形式でWebページを保存する方法を解説します。

Webアーカイブを保存する

1共有メニューを表示する

iPhoneでWebページのアーカイブを残す方法。サイトと同じ表示形式で残せる!

まずは、保存したいWebページをSafariで表示しておきましょう。画面下部のアイコンをタップして、共有メニューを表示します。

2[オプション]を表示する

iPhoneでWebページのアーカイブを残す方法。サイトと同じ表示形式で残せる!

共有メニューが表示されました。Webページの保存形式を設定するため、[オプション]をタップします。

3[Webアーカイブ]を選択する

iPhoneでWebページのアーカイブを残す方法。サイトと同じ表示形式で残せる!

[オプション]が表示されました。送信フォーマットから[Webアーカイブ]をタップし、[完了]をタップします。

4送信先を選択する

iPhoneでWebページのアーカイブを残す方法。サイトと同じ表示形式で残せる!

共有メニューに戻りました。続いて、データの送信先を選択します。ここでは、iPhoneの標準アプリ[ファイル]に保存したいので、["ファイル"に保存]をタップしましょう。

5保存場所を選択する

iPhoneでWebページのアーカイブを残す方法。サイトと同じ表示形式で残せる!

[ファイル]アプリが表示されました。保存先のフォルダーをタップし、[保存]をタップすると、Webアーカイブが保存されました。

6保存したファイルを表示する

iPhoneでWebページのアーカイブを残す方法。サイトと同じ表示形式で残せる!

保存したWebアーカイブを確認してみましょう。[ファイル]アプリを起動し、保存先のフォルダーを表示します。中身を確認するには、ファイルのアイコンをタップします。

7Webアーカイブが表示された

iPhoneでWebページのアーカイブを残す方法。サイトと同じ表示形式で残せる!

Webアーカイブが表示されました。元のWebページと同様に閲覧できます。[完了]をタップすると、閲覧を終了します。

HINTページ内のリンク先は保存されない

Webアーカイブで保存されるのは、保存した瞬間に表示されているページの見た目です。埋め込まれている動画やリンク先のページは保存されません。

iPhoneでWebページのアーカイブを残す方法。サイトと同じ表示形式で残せる!

Webアーカイブ上のリンクをタップすると、ポップアップが表示されます。[開く]をタップすると、Safariが起動しリンク先のページを閲覧できます。リンク先が削除されている場合は、閲覧できません。