Exchange Onlineって何?
マイクロソフトのメールサービスです
Exchange Onlineはマイクロソフトが提供する法人向けクラウド型のメールサービスです。組織内にサーバーを構築して利用する「Exchange Server」と合わせて「Microsoft Exchange」と呼ばれます。
メールサービスではメールを預かったり、メールを送信したりする機能提供しています。Outlookはこういったメールサービスと連携してメールを送受信します。メールサービスとしてExchange Onlineを利用すると、メールや予定表、連絡先を組織内で一元管理できます。
また、法人向けの仕組みとなるため、メールアドレスの「@」より後ろにある「ドメイン」を独自に持てます。携帯電話のドメイン(@docomo.ne.jpなど)やGmailのドメイン(@gmail.com)は、個人で利用しているイメージが強いですが、独自ドメインのメールアドレスを利用するとより法人らしさが増します。Outlookを法人内で利用する場合、個人個人がメールの利用設定を行わなくても、Windowsにログインし、管理者が決めたメール設定ですぐに利用できます。
HINT Outlookのデータをクラウドで管理したい
Outlook.comなどのクラウドサービスを利用します
Outlookで取り扱うメールや予定表のデータは、パソコン内部で管理するほかに、Outlook.comや法人向けのExchange Onlineで管理することもできます。Outlook.comやExchange Onlineとはマイクロソフトが提供するクラウドサービスです。メールや予定表のデータとメールアプリを組み合わせた形で提供されています。
クラウドサービスはWebブラウザーからアクセスするため、専用のアプリが不要です。データもパソコン内に保存していないため、さまざまなデバイスからデータにアクセスできます。
また、Outlookはクラウドサービス上のデータにアクセスし、パソコンにコピーを取り込むことで、インターネット環境がない場所でも利用できます。
HINT 個人利用のときはExchange Onlineは必要ないの?
個人でも予定表などを、家族や別の人と共有したい場合は購入しましょう
利用する機能が主にメールのみの場合や、自分自身の予定の管理だけができればよい場合はMicrosoft 365 Personalに付属するOutlook.comで十分です。
しかし大容量のメールボックスや、打ち合わせ時間の調整、備品や会議室の利用調整などを行いたい場合、これらの機能が利用可能なExchange Onlineの購入をお薦めします。Microsoft 365 PersonalやOffice 2019でExchange Onlineを利用したい場合、個別に契約するか、Exchange Onlineが含まれるMicrosoft 365 Businessへアップグレードすることで利用できます。
なお、Office 2019にもExchange Onlineは付属されていません。