図で伝えたいことをササッと描ける

メールアプリのOutlook 2021では、メール本文に手描きの文字や図を挿入できる「インク」機能が追加されました。

これまでは、メール内で図を使って説明したいとき、PowerPointなどの別のアプリを使って図を作成し、それを添付する必要がありました。しかし、Outlook 2021ではスタイラスペンなどを使って、メールの本文に直接、図などを手描きすることが可能です。わざわざ別アプリを使って図を作成する必要はありません。

また、メールに画像を貼り付け、その画像に手描きの文字を加えて送るといったこともできます。資料のスクリーンショットを貼り付け、修正指示を書き込んで送るなどの用途にも使えるでしょう。

本記事ではこのような手描き機能に加え、Outlook 2021で強化された検索機能もあわせて紹介します。

メール本文に手描きする

まずは手描き機能を見ていきましょう。手描きしたコンテンツを含むメールは、新規メールと受信したメールに対する返信のいずれでも作成が可能です。ここでは新規メールに手描きする手順を解説します。

1新規メールを作成する

【Office 2021】Outlookのメール本文に文字や図を手描きする方法。強化された検索機能も紹介

Outlook 2021を起動し、①[ホーム]タブにある②[新しいメール]をクリックします。

2描画キャンパスを挿入する

【Office 2021】Outlookのメール本文に文字や図を手描きする方法。強化された検索機能も紹介

新規メールの作成画面が表示されました。[宛先]や[件名]を入力して本文エリアにカーソルを移動した後、①[描画]タブにある②[描画キャンパス]をクリックします。本文エリアに描画キャンパスが表示されるので、周囲のハンドルをドラッグして大きさを調整しておきましょう。

3文字や図を手描きする

【Office 2021】Outlookのメール本文に文字や図を手描きする方法。強化された検索機能も紹介

本文エリアに対して、①文字や図を手描きします。画像をコピー(クリップボードに保存)したうえで描画キャンパスを選択して貼り付けると、その画像の上に手描きすることも可能です。メールが完成したら、②[送信]ボタンをクリックして送信しましょう。

HINT手描きが追加されたメールはどのように表示される?

手描きされた内容を含むメールをOutlookなどで受信すると、メール本文エリアに手描きされた内容がそのまま表示されます。

【Office 2021】Outlookのメール本文に文字や図を手描きする方法。強化された検索機能も紹介

手描きされたメールをOutlookで受信し、表示したところ。①メール本文エリアに手描きされた内容が表示されています。なお、手描きされた内容はクリップボードにコピーすることも可能です。

クイック検索機能を使う

Outlook 2021では、「クイック検索」機能でメールを検索できるようになりました。差出人の名前や添付ファイルの有無といった条件で、検索結果を絞り込むこともできます。

1検索キーワードを入力する

【Office 2021】Outlookのメール本文に文字や図を手描きする方法。強化された検索機能も紹介

Outlook 2021のタイトルバーにある①検索ボックスをクリックし、検索キーワードを入力して[Enter]キーを押します。右端にある②下向きの矢印をクリックすると、宛先や件名、差出人など、検索条件を細かく指定することが可能です。

2検索結果が表示された

【Office 2021】Outlookのメール本文に文字や図を手描きする方法。強化された検索機能も紹介

検索結果が表示されました。リボンの②[検索]タブにある[差出人の名前で検索]や[宛先で検索]、[添付ファイルがあるアイテムの検索]などをクリックすると、検索結果をさらに絞り込むことが可能です。

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