作業効率と表現力がさらに向上

2021年10月、Microsoft Officeの永続ライセンス版(買い切り版)の最新バージョンである「Office 2021」がリリースされました。

Office 2021は、月額・年額といった定額料金で利用するサブスクリプション版のOfficeアプリケーション&サービス群「Microsoft 365」とは異なり、一度購入すれば永続的に使えるタイプのOfficeです。プリインストールされたパソコンのほか、POSAカード版、ダウンロード版を購入することで利用できます。

Word 2021、Excel 2021、PowerPoint 2021などの複数アプリが含まれる、主要な製品のラインアップは以下のとおりです。ほかにも学生向けの製品や、アプリケーション単体での販売も行われています。

製品名 Office Home & Business 2021 Office Personal 2021 Office Professional 2021
税込価格 38,280円 32,780円 65,780円
Word 2021
Excel 2021
PowerPoint 2021
Outlook 2021
Access 2021
Publisher 2021
対応OS Windows/macOS Windows Windows
提供形態 POSA/ダウンロード/プリインストール POSA/ダウンロード/プリインストール ダウンロード/プリインストール

Office 2021では、作業効率や文書の表現力をアップさせる多数の新機能が追加されています。ここでは代表的なものだけを紹介しましょう。

【Office 2021】新機能の使い方まとめ。買い切り版オフィスの強化ポイントを一挙解説

Word、Excel、PowerPointなどで使える「ストック画像」。写真やアイコンなどの素材をすばやく探して、文書やスライドで利用できます。

【Office 2021】新機能の使い方まとめ。買い切り版オフィスの強化ポイントを一挙解説

Excelの新関数「XLOOKUP」(エックス・ルックアップ)。ビジネスシーンで利用頻度の高いVLOOKUP関数をさらに便利にした関数です。

文字や図形を手描きしていく様子をアニメーションで見せられる「インクの再生」機能。会議やプレゼンでの表現力が格段にアップします。

できるネットでは、Office 2021で特に注目したい新機能の使い方を11の記事にまとめ、実際の操作手順に基づいて解説しています。以下のインデックスから気になる記事をまとめてチェックしてみてください。

ストック画像

【Office 2021】「ストック画像」の使い方。写真やアイコン、イラストなどの素材を簡単に追加できる!

Microsoft Office 2021(マイクロソフトオフィス 2021)では、写真やアイコン、人物の切り絵などの素材をスライドやドキュメントに追加できる「ストック画像」の機能が強化されています。見栄えのする文書や資料を作るために活用しましょう。

Microsoft Search

【Office 2021】「Microsoft Search」の使い方。コマンドをキーワードで検索してすばやく実行!

Microsoft Office 2021(マイクロソフトオフィス 2021)には、各アプリのコマンドや文書内のテキストなどを検索できる「Microsoft Search」(マイクロソフトサーチ)という機能が追加されています。リボン内を探すことなく、目的の機能をすばやく実行可能です。

共同編集

【Office 2021】「共同編集」の使い方。複数のユーザーと1つのファイルをリアルタイムで同時編集!

1つのファイルを複数人で編集したいとき、積極的に活用したいMicrosoft Office 2021(マイクロソフト オフィス 2021)の機能が「共同編集」です。OneDriveに保存したファイルを共有し、他のユーザーと同時に編集ができ、共同作業の効率化が図れます。

XLOOKUP関数

【Office 2021】Excelの新関数「XLOOKUP」の基本機能。VLOOKUP関数よりも使い勝手が向上!

Microsoft Office 2021(マイクロソフト オフィス 2021)のExcelには、新たな関数として「XLOOKUP」(エックス・ルックアップ)が追加されました。従来のVLOOKUPとHLOOKUPの機能を統合するとともに、「スピル」により複数の値の取得も可能になっています。

スピルに対応した関数群

【Office 2021】Excelの「スピル」に対応した関数群の使い方。多数のデータをまとめて処理できる!

Microsoft Office 2021(マイクロソフトオフィス 2021)のExcelには、隣接したセルに複数の値を表示できる「スピル」機能に対応した関数がいくつも追加されています。これらの関数の使い方を覚えれば、Excelを用いた作業の効率化が図れます。

強化された手描き(インク)機能

【Office 2021】手描き機能がさらに便利に! 強化された描画機能とペンツールの使い方

Microsoft Office 2021(マイクロソフトオフィス 2021)では、スタイラスペンやマウスを使って文字やイラストを手描きする描画機能の使い勝手が向上しています。また、描画した図形を手描き風にする「スケッチスタイル」機能も追加されました。

手描き(インク)の再生

【Office 2021】手描きの文字や図形をアニメーションに! PowerPointの新機能「インクの再生」

Microsoft Office 2021(マイクロソフトオフィス 2021)に含まれるPowerPoint 2021には、さまざまな新機能が追加されています。それらの機能の中から、ペンで描画した内容を順番に説明するなどの場面で利用できる、インクストロークの再生を紹介します。

スライドショーの記録

【Office 2021】PowerPointでナレーションを録音する方法。音声やペンで資料を説明できる!

Microsoft Office 2021(マイクロソフトオフィス 2021)のPowerPointでは、スライドショーに音声やペン、レーザーポインターの軌跡を記録できます。顧客向けの資料に自分の声も含めて送付するほか、社内研修用のビデオ教材などでも重宝する機能です。

LET関数

【Office 2021】Excelの新関数「LET」の基本機能。数式に名前を付けて処理速度を向上!

Microsoft Office 2021(マイクロソフトオフィス 2021)のExcelには、新しい「LET」(レット)関数が追加されています。値に名前を付けて再利用できるようにする関数で、数式を分かりやすくできるほか、処理時間の短縮も図れます。

メール本文に手描き

【Office 2021】Outlookのメール本文に文字や図を手描きする方法。強化された検索機能も紹介

Microsoft Office 2021(マイクロソフトオフィス 2021)のOutlookでは、文字や図を手描きしたメールを送信できるようになりました。また、検索機能の強化が図られ、必要なメールをすばやく探せるようになったこともポイントです。

アクセシビリティチェック

【Office 2021】誰にでも分かりやすい文書にできる! アクセシビリティの新機能を使う

Microsoft Office 2021(マイクロソフトオフィス 2021)では、WordとExcel、PowerPointに新機能「アクセシビリティチェック」が追加されたほか、Wordの「イマーシブリーダー」機能が強化されました。それぞれの使い方を見ていきましょう。

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