Face IDの再セットアップで有効にできる

コロナ禍を経て、外出時にはマスクを着けていることが当たり前になりました。それにより、長らく不便さが指摘されていたのがiPhoneの「Face ID」(顔認証)機能です。

iPhoneには、パスコードを手入力せずにロック解除を行う機能として、iPhone 8以前およびiPhone SEに搭載されている「Touch ID」(指紋認証)と、iPhone X以降のモデルに搭載されているFace IDの2種類があります。Touch IDはマスクの影響を受けませんが、従来のFace IDはマスク着用時には動作せず、結局パスコードを手入力しなければならない状態でした。

しかし、今回リリースされたiOS 15.4の新機能である「マスク着用時Face ID」機能により、この不便さがようやく解決されることになりました。対応モデルはiPhone 12以降に限られますが、外出が多く、マスクを着けたままiPhoneを手軽に使いたい人には待望のアップデートです。

以下の手順を参考に、iOS 15.4へのアップデートと、マスク着用時Face ID機能の設定を進めてください。なお、この設定のためにマスクを着けている必要はありません。

iOS 15.4にアップデートする

1アップデートを開始する

【iOS15.4新機能】マスクしたままiPhoneのロック解除が可能に! Face ID(顔認証)の設定を更新しよう

まずは、iPhoneをiOS 15.4にアップデートしましょう。[設定]アプリを起動し、[一般]→[ソフトウェア・アップデート]の順にタップします。iOS 15.4の説明が表示されたら、[ダウンロードしてインストール]をタップします。

2アップデート内容を確認する

【iOS15.4新機能】マスクしたままiPhoneのロック解除が可能に! Face ID(顔認証)の設定を更新しよう

アップデート内容の説明が表示されたら[完了]をタップします。その後、パスコードを入力するとアップデートが開始されるので、完了するまで待ちます。

3アップデートが完了が完了した

【iOS15.4新機能】マスクしたままiPhoneのロック解除が可能に! Face ID(顔認証)の設定を更新しよう

iOS 15.4へのアップデートが完了しました。アップデート後のチュートリアルでは、マスク着用時Face ID機能をはじめとした新機能の説明が表示されますが、ここではいったん無視して進めています。画面をスワイプしてホーム画面へと進みましょう。

マスク着用時Face ID機能をオンにする

4[Face IDとパスコード]画面を表示する

【iOS15.4新機能】マスクしたままiPhoneのロック解除が可能に! Face ID(顔認証)の設定を更新しよう

続いて、マスク着用時Face ID機能を使えるように設定しましょう。[設定]アプリを起動し、[Face IDとパスコード]をタップします。

5[マスク着用時Face ID]をオンにする

【iOS15.4新機能】マスクしたままiPhoneのロック解除が可能に! Face ID(顔認証)の設定を更新しよう

マスク着用時Face ID]という項目が追加されているので、スイッチをタップします。

6Face IDのセットアップを開始する

【iOS15.4新機能】マスクしたままiPhoneのロック解除が可能に! Face ID(顔認証)の設定を更新しよう

マスク着用時Face ID機能の説明が表示されました。[マスク着用時にFace IDを利用する]をタップします。

7顔のスキャンを開始する

【iOS15.4新機能】マスクしたままiPhoneのロック解除が可能に! Face ID(顔認証)の設定を更新しよう

Face IDのセットアップを行います。[開始]をタップして顔のスキャンを実行しますが、このときにマスクを着用する必要はありません。マスクなしのまま、画面の指示に従ってスキャンを完了します。

8[マスク着用時Face ID]がオンになった

【iOS15.4新機能】マスクしたままiPhoneのロック解除が可能に! Face ID(顔認証)の設定を更新しよう

顔のスキャンが完了すると、[マスク着用時Face ID]のスイッチがオンになっています。これで設定は完了です。

マスク着用時Face ID機能がオンになると、iPhoneのロック解除のほか、Apple Payの決済、Safariなどのアプリ内でのパスワード入力も、マスクを着けたままの顔認証で行えるようになります。iPhone 12以降のユーザーのみなさんは、ぜひ設定しておくことをオススメします。