［調整］で補正した情報は、［コピー］をクリックして記憶することができます。ほかの写真の［調整］で［ペースト］をクリックすると、記憶させた補正の情報を反映させ、同じように補正できます。

画像の明るさや色の濃さは、手順2 で表示された［調整］で行うことができます。画像の明るさを調整したい場合は［露出］のスライダを調整します。露出を上げて明るくすると、画像が粗くなるので注意しましょう。色の濃さを調整するには［彩度］のスライダを調整してください。スライダを左に動かすと、色が薄くなり、一番左にするとモノトーンのような写真になります。また、右に動かすと色が濃くなりますが、塗りつぶされたようになりますので注意しましょう。

健康的な肌色は一般的に、血色がよかったり、つややかに見える肌色を指します。健康的な肌色に補正したい場合は、編集ツールの［調整］で、［彩度］や［色温度］のスライダを赤、オレンジの色にくすみがないように調整します。正解は1 つではありませんので、好みの色味を探してみましょう。

コントラストがはっきりしない写真は、［調整］のヒストグラムで簡単に補正できます。ヒストグラムのハイライト側、シャドウ側両端のスライダを、山のふもとまでドラッグします。

iPhoto では、RAW 形式の写真を読み込むと、自動的にJPEG に現像され、RAW 形式とJPEG 形式で保存されます。そのため、RAW 形式の写真も、ほかのソフトを使わずにiPhoto で編集できます。外部エディタで編集する場合も、JPEG 形式で開きます。RAW 形式の写真には、iPhoto の画面の下部に［RAW］のマークが表示されます。編集しても、RAW 形式はオリジナルのまま保存されているため、JPEG 形式に現像し直すことができます。