Wi-Fiモデルと3G+Wi-Fiモデルの違いは?
0.通信機能の違い
Sony Tablet SシリーズはどちらのモデルもIEEE802.11b/g/nに準拠したWi-Fi(無線LAN)が搭載されていますが、3G+Wi-Fiモデルには携帯電話のネットワークを利用できる3G通信機能が搭載されています。Wi-Fiモデルは、基本的に自宅やオフィスなどのWi-Fi環境で利用しますが、3G+Wi-Fiモデルではこれに加え、外出先などでも利用することができます。3G通信はNTTドコモのネットワークに接続可能で、下り方向で最大14Mbps、上り方向で最大5.7MbpsのFOMAハイスピードに対応します。また、国際ローミングサービス「WORLD WING」にも対応し、3GエリアとGSMエリアでデータ通信が可能です。
0.プラットフォームの違い
Sony Tablet Sシリーズはどちらのモデルもプラットフォームとして、Androidを採用していますが、Wi-Fiモデルに「Android 3.1」が搭載されているのに対し、3G+Wi-Fiモデルは出荷時から「Android 3.2」が搭載されています。これは出荷時期による違いで、2011年9月16日にはWi-Fiモデルも「Android 3.2」へのアップデートが実施されています。
0.使用できるサービスの違い
Sony Tablet Sシリーズは、Wi-Fiモデルでも3G+Wi-Fiモデルでもインターネットなどの基本的な機能は同じように利用できますが、Wi-Fiモデルは出荷時のプラットフォームがAndroid 3.1であるため、ソニーが提供するビデオ配信サービス「Video Unlimited」が利用できません。Wi-FiモデルをAndroid 3.2にアップデートすることで、利用できるようになります。
[ヒント]Wi-Fiモデルは外出先でインターネットが使えないの?
Wi-Fiモデルは自宅やオフィスなどに設置された無線LANアクセスポイントに接続することで、インターネットが利用できるようになりますが、それ以外の場所では3G+Wi-Fiモデルのように、直接、インターネットに接続できません。しかし、ホテルやカフェ、レストラン、駅、空港などに設置された無線LANアクセスポイントを利用できる「公衆無線LANサービス」を使うことで、外出先でもインターネットに接続できるようになります。また、NTTドコモをはじめとした各通信事業者が販売する「モバイルWi-Fiルーター」、スマートフォンの「Wi-Fiテザリング」機能などを利用することで、外出先でもWi-Fiモデルでインターネットに接続したり、コンテンツを楽しめるようになります。
[ヒント]Wi-Fiモデルのメリットとデメリットを知りたい
Wi-Fiモデルのメリットは、NTTドコモとの回線契約が不要なため、月々の負担が少ないことです。3G+Wi-Fiモデルでは定額データプランに2年単位の契約を約束する割引サービスを適用した場合でも月額2,500〜5,985円の利用料金が掛かりますが、Wi-Fiモデルは基本的に料金が掛かりません。仮に、公衆無線LANサービスを契約したとしても毎月数百円程度の負担で済みます。Wi-Fiモデルのデメリットは、基本的に自宅やオフィスなど、無線LANアクセスポイントがある場所でしかインターネットを利用できないことが挙げられます。3G+Wi-FiモデルはNTTドコモのFOMAネットワークのエリア内であれば、いつでもどこでもすぐにインターネットに接続できます。自分の使い方に合わせ、Wi-Fiモデルと3G+Wi-Fiモデルを選びましょう。