「Samsung Kies」はサムスン製のタブレット端末やスマートフォンをパソコンと連携させるためのソフトウェアです。GALAXY Tab 7.0 Plusに音楽などのファイルを転送するときに便利なので、サムスンのWebサイトからダウンロードして、インストールしておきましょう（無料）。対応するOSはWindows 7/Vista/XPです。

曲の情報が自動的に取り込めなかったときは、手動で情報を設定しましょう。アルバム名やアーティスト名は「Kiesで音楽を同期する」の手順4で［情報］タブをクリックすることで、曲名は曲の一覧画面で曲名を右クリックして［プロパティ］を選択し、［情報］タブをクリックすることで設定できます。なお、Kiesでは不明な音楽CDはすべて同じファイル名で保存します。そのため、別の音楽CDから曲を取り込むときにファイルが上書きされてしまうことがあるので、先に取り込んだ曲のプロパティを表示し、ファイル名を［サマリー］タブで「アーティスト名.トラック番号.曲名.mp3」のように変更しておきましょう。

Kiesでは音楽以外に、写真や動画、Podcast、画像なども同期できます。どのデータを同期するかは、「Kiesで音楽を同期する」の手順6の［同期］タブで選択できます。パソコンに保存されている写真をGALAXY Tab 7.0 Plusで見たいときなどは、同期の設定をするといいでしょう。

Kiesはさまざまな音楽ファイルに対応しています。このため、iTunesで取り込んだ音楽もGALAXY Tab 7.0 Plusに転送できます。音楽が保存されているフォルダーを指定し、Kies に音楽を取り込んでから、GALAXY Tab 7.0 Plusと同期しましょう。ただし、iTunesで取り込んだ音楽をそのまま転送すると、アルバムアートワークが表示できません。アルバムアートワークを表示したいときは、iTunesで音楽をMP3形式に変換してからKiesに取り込み、「Kiesで音楽を同期する」の手順3〜4を参考にアルバムアートワークを登録する必要があります。なお、iTunes Storeから購入した音楽など、デジタル著作権管理機能（DRM）で保護された音楽は、許可された機器でしか再生できないため、転送できません。

GALAXY Tab 7.0 PlusはMedia Transfer Protocol、いわゆる「MTPモード」をサポートしているので、Windows Media Playerから直接、音楽を転送することもできます。Windows Media Playerを起動し、GALAXY Tab 7.0 Plusとパソコンを接続すると、画面右上にアイコンが表示されます。ここに同期したい曲をドラッグし、［ 同期の開始］をクリックすると、同期が開始されます。ただし、Windows Media Playerを利用すると、アルバムアートワークが転送されません。

パソコンとGALAXY Tab 7.0 Plusは、Wi-Fi経由で同期することもできます。KiesをインストールしたパソコンとGALAXY Tab 7.0 Plusを同じ無線LANアクセスポイントに接続しておきます。その後、GALAXY Tab 7.0 Plusで、［設定］の［無線とネットワーク］にある［Wi-FiでKies接続］をタップすると、ネットワーク上にあるパソコンが自動的に検出されます。接続先のパソコンをタップすると、今度はパソコン側に接続を許可するかどうかを求める画面が表示されるので、［はい］をクリックします。これで自動的にKiesが起動し、同期できるようになります。