検索コマンドで不要なメールを効率的に削除

ビジネスやプライベートを問わず活躍の場が広いGmail。しかし、不要なメールを削除しないと、いつか後悔する日がやってくるでしょう。というのも、Googleでは1アカウントあたり、Gmail、Googleドライブ、Googleフォトで15GBの保存容量を共有する仕様になっているからです。

普段からGoogleドライブやGoogleフォトを利用している人は、無料の保存容量の残りが少なくなっているかもしれません。「容量不足でいつの間にかメールを受信できなくなっていた」ということがないよう、不要なメールはこまめに削除する習慣をつけましょう。

不要なメールを見つけ出すのに便利なのが、Gmail上で使える「検索コマンド」（検索演算子）です。この検索コマンドを使えば、「添付ファイルあり」「○年以上前」「○MB以上」といった条件に合致するメールを瞬時に探し出すことができます。

本記事では、Gmailで不要になったメールを検索コマンドで簡単に抽出する方法を解説します。

「添付ファイルあり」のメールを抽出する

メールの容量が大きくなる原因といえば、やはり添付ファイルです。Gmailの検索コマンドを使うと、こうした「添付ファイルあり」のメールを瞬時に抽出できます。

やり方は簡単で、上部の検索欄に「has:attachment」と入力して［Enter］キーを押すだけ。これで添付ファイルありのメールが一覧表示されます。

1検索コマンドを入力する

Gmail上部の検索欄に「has:attachment」と入力して［Enter］キーを押します。

2抽出結果を確認する

添付ファイルありのメールだけが一覧表示されました。

「〇年以上前」のメールを抽出する

一定以上の期間が経過したメールは不要になることが多いものです。そのようなときはGmailの検索コマンドを使って、「〇年以上前」のメールを瞬時に抽出しましょう。

やり方は、上部の検索欄に「before:yyyy/mm/dd」の形式で日付を入力して［Enter］キーを押すだけ。たとえば「2020年4月1日以前のメール」なら「before:2020/04/01」となります。

1検索コマンドを入力する

Gmail上部の検索欄に「before:2020/04/01」と入力して［Enter］キーを押します。

2抽出結果を確認する

2020年4月1日以前のメールだけが一覧表示されました。ちなみに、指定日以降のメールだけを表示したい場合は「after:yyyy/mm/dd」という検索コマンドが利用できます。

容量が「〇MB以上」のメールを抽出する

添付ファイルにもさまざまな容量がありますが、Gmailの検索コマンドを使うと、容量が「〇MB以上」のメールを瞬時に抽出できます。

やり方は、上部の検索欄に「size:指定容量」の形式で容量を入力して［Enter］キーを押すだけ。たとえば「3MB以上のメール」なら「size:3MB」となります。

1検索コマンドを入力する

Gmail上部の検索欄に「size:3MB」と入力して［Enter］キーを押します。なお、単位はMB / KB / Bの3種類が使えるので、「size:3000KB」や「size:3000000B」でもほぼ同じです（厳密には「1024B＝1KB」のため、「size:3000000B」は「size:3.072MB」）。

2抽出結果を確認する

容量が3MB以上のメールだけが一覧表示されました。ちなみに「larger:」も「size:」と同じ意味の検索コマンドで、こちらを使う場合は「larger:3MB」と入力します。

検索コマンドを組み合わせる

Gmailでは、複数の検索コマンドを組み合わせて利用することが可能です。たとえば、ここまでに紹介した例を組み合わせると、「添付ファイルあり」で「〇年以上前」、かつ容量が「〇MB以上」のメールを簡単に抽出できます。

1検索コマンドを入力する

「添付ファイルあり」で「2020年4月1日以前」、かつ容量が「3MB以上」のメールを抽出する場合、Gmail上部の検索欄に「has:attachment before:2020/04/01 size:3MB」（各検索コマンドの間に半角スペース）と入力して［Enter］キーを押します。

2抽出結果を確認する

指定した条件に合致したメールだけが一覧表示されました。

Gmailにある膨大なメールの中から1つずつ削除するのは大変な作業ですが、指定条件で絞り込んでしまえば不要なメールを見つけ出すのも簡単です。みなさんも検索コマンドを活用して、より効率的に不要なメールを削除してみてください。

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